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エッセイ「私の犬まで愛してほしい」佐藤正午

2013年05月18日 20時20分20秒 | 読書とか

エッセイ「私の犬まで愛してほしい」佐藤正午 1989集英社文庫

初エッセイ集はいきなり文庫

そうじゃないかとはこの作家の作品を読みながらずっと思っていた。
象を洗う」や「ありのすさび」でもそう思っていた。
そうしたら、この初エッセイ集でちゃんとというか、まあ、それらしいことが語られている。
小説家の言っていることなんて信用しちゃいけない。
嘘をつくのが小説家の仕事なのだ。
だから、作家がそのエッセイの中で『ウソでした~』と言ったとしたら、それは本当なのかもしれない。(あ、この表現面白い、嘘とも本当ともとれるじゃない?)

『すばる文学賞「受賞の言葉」の没原稿』を読んでみたいと思ったのは、私だけじゃないはずだ。絶対そっちの方が面白いよね。いつか(作品の中ででも)発表してもらいたいものだ。

タバコが体に悪いというのは1985年時点でもう言われていたんだよね。
(まあ、それは酒の飲み過ぎと同程度だったかもしれないが)

1984年時点で自身の「体罰」問題を取り上げているあたり、やっぱりかなり意識は高い人なのかも。イチローにも負けてないぞ!

「リボルバー」の欠陥、単行本P173(2~3行)、文庫本P182(11~12行)

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20130518

2013年05月18日 19時27分20秒 | ニュース7

2013年05月18日(土) NHKニュース7

  • 飯島内閣官房参与訪朝帰国「「拉致問題解決無ければ日本は動かない」と言ってきた」
    • アメリカデイビーズ特別代表は評価を避ける
    • 韓国「北朝鮮がミサイルを3発発射した」(韓国領海に落下)
  • 宮城震度5強(14:48頃)「3・11の余震」
  • 安倍総理大分農業法人他現場視察、農機運転 経済成長対策「規制緩和・人材育成・農業」
  • アメリカ産天然ガス 日本への輸出初認可
    • 日本、アフリカにも食指
  • 東京スカイツリー間もなく開業1年 もう1年か!
  • 旧赤坂プリンスホテル解体 屋上部分が地上に到達
  • 温暖化対策会議(東京)「環境技術の提供、会議に事業関係者も加える」
  • 大相撲夏場所7日目
  • プロ野球交流戦6試合
  • サッカーJ1 第12節9試合
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「女について」佐藤正午

2013年05月18日 15時15分15秒 | 読書とか

「女について」佐藤正午 1988講談社

  • 「走る女」 月刊カドカワ1986年1月号
    • ドジっ子
  • 「恋売ります」 ブルータス1985年11月15日号
    • 出会い喫茶じゃないか!
  • 「糸切歯」 èf1987年3月号 「リエゾン」(主婦の友社)にも収録
    • 初恋ではない、初体験の相手への気持ち?
    • 「糸切歯」→「ビコーズ」→「放蕩記」と話は続くらしい。次に読み直すことがあれば、続けて読んでみたい。
  • 「ラム・コークを飲む女について」 月刊カドカワ1986年2月号
    • まあ、登場人物(わき役)のおのろけ?で、「女について」という言葉がここにあるわけで、これがタイトルになったのかな。
  • 「ソフトクリームをなめる女について」 月刊カドカワ1986年11月号
    • あら、ここでも「女について」じゃないか!
  • 「クロスワード・パズル」 月刊カドカワ1987年4月号
    • 長めのエッセイと短編は区別がつかなかったりして。エッセイのような小説家の話。
  • 「イアリング」 小説現代1988年4月号
    • それは女の計算か。

あとがきで「太宰治の『雌に就いて』を手本にして書いた」と言っており、それに合わせたタイトルをこの短編集につけたわけか。

「私の犬まで愛してほしい」のP84にこの本のことを書いている。まあ、あとがきもあるから余計な話なのだが、まあ、見つけたので。

 

「リエゾン」はあとがき(「おわりに」)しか読まなかったけどね。りえぞー(西原)とは関係ない、「Liaison」だから「リエイゾン」でもいいんじゃねか。ま、とりあえず、そこで佐藤さんが女性不信だと確認したわけだ。その後の作品もそれをベースに読むと納得だぞ!

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「恋を数えて」佐藤正午

2013年05月18日 12時12分12秒 | 読書とか

「恋を数えて」佐藤正午 1987講談社

堀口大学 「数へうた」

 

恋を数えて

○○○どす
(最終ページ)

 好きな女の良い方の顔って、どっちだろう。
それは『好き』の意味によって変わってくるのかも。
でも、男は初めて相手のすっぴんを見たときにびっくりするわけだし…
結婚をしてもすっぴんを旦那に見せたことは無いという嫁さんもいるというし…
まあ、優等生的な回答を探せば「化粧をした顔でいい気分になり、すっぴんを見てリラックスできる」なんてことになるんだろうな。

水商売の女と付き合うのに、それなりの覚悟がないとダメだと頭でわかっていても、実際にそうなってみたらそうなっていくだろうな。覚悟よりも割り切りと妥協が必要、または愛が覚めて計算だけになっていくことで成立しているのか。

愛(?)の駆け引きはいつでもどこでもあるわけで。
思い通りにはならないわけで。
回りにもいろいろあるわけで、それでも時は流れていくわけで、回答が見つかっても見つからなくても、感傷的になってもならなくても、それぞれに生きていくわけで。

 

この佐藤正午の追歌に対し、さらに誰かが「○○を数えて○○○どす」と続けていくことを期待しているわけだが、生きているうちに目にすることがあるだろうか。

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