「ダンスホール」佐藤正午 2011光文社
『小説宝石』2010年6月号8月号
伝言ゲームならぬ、バトンリレー
文字数が少ないので、読み直しも多分苦にならない。
(けれど、今は読み直すつもりなし)
頭の中でもう一度並べ直す必要があるのだが、また機会があったらにしよう。
ダンスホールで検索したら、52番目(amazon)に出てきた。(ほとんどが尾崎豊だったよ)
で、amazonのレビューはやっぱり参考になるね。3件しかなかったけれど、どれもが私の気持ちと同じに思えた。(だから、やっぱり読み直した)
ああ、なんかね、何かを連想させると思ったら、「はじめてのおつかい」だよ!
上手く行かなくても、頑張って何とかやり通す。それを周りの人たちが見守ったり、ちょっとした親切があったりと。
ね、構成が全くそのまんまじゃない?
別れた(る)奥さんから言われるままに、奥さんの次の旦那になる男の奥さん(ややこしい)から離婚届に判をもらいに行く。はははっ!その時点でこどもと一緒じゃないか!
読み直しにななめ読みをしたもんだから、半年とか、1か月とか、時間移動に迷ってしまったよ。
そうそう、半年前は探し人の元ルームメイトしか見つからずにあきらめて帰って、という状況があったわけだ。
で、その元ルームメイトからの連絡で、再び元奥さんからお使いを言いつかってきたら、拳銃発砲事件に出会ってコールガールと知り合い、それが縁で探し人が見つかるわけだ。
そして、それ以外のかかわりとか。
発砲事件もね、九州方面とか関西(兵庫)方面とかならあり得そうなことだし、西くん(私じゃない方の主人公)のメンタリティだけが不思議なままだ。
ノミ屋と死んだ社長とその息子、拳銃以外のもの、紙包み。
P69に尾崎豊の名前が出ていたね。忘れていたよ。ああ、検索で上位を占めるわけだ。有名なんだろうね。作中では「知らない」なんて扱われているけど。(私も知らなかった)