きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

「豚を盗む」佐藤正午

2013年05月19日 23時23分23秒 | 読書とか

「豚を盗む」佐藤正午 2005岩波書店

5冊目のエッセイ集ということになるのだろう。
「私の犬まで愛してほしい」「ありのすさび」「象を洗う」「side B」、そして「豚を盗む」
あ、『犬』『アリ』『象』『サイ』『豚』と一応全部生きものが入っているね。次は何だろう。

豚を盗むの意味はあとがきにある。
他人の人生を飯の種にすることらしい。
ああ、本当だ、作家だ、小説家だ、佐藤正午だ!

初めての嘘と初めての文章(作文)は重なっている。

老いをね、何とかしようとする周りの姿、特に女性ね、うん、大変だ、けどがんばれ。わたしはがんばらないけど。

卒業20年目の同窓会。
ああ、私たちもやりましたさ。やっぱり、やるんだよね、どこでも、そうじゃない?
結構ね、わかる顔はわかる。それなりに受け入れてもらえてびっくりするよ。みんな大人だから。
ねえ、『お前そんなに親しかったか?』ってやつまで満面の笑顔で話しかけてくるし。

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「side B」佐藤正午

2013年05月19日 20時20分20秒 | 読書とか

「side B」佐藤正午 2002小学館

競輪エッセイ大集合!

推理(予想)にではなく、決断(投票)にこそしびれるのだ!

「帰れ!」という専門用語www

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20130519

2013年05月19日 19時29分04秒 | ニュース7

2013年05月19日(日) NHKニュース7

  • 日本維新の会トップ会談 橋下慰安婦問題発言問題
    • みんなの党「参議院選挙協力はなし」
  • 対北朝鮮 対話と圧力継続
  • 司法試験予備試験、受験者1万人超え 法科大学院は定員割れ
  • 横浜 女児遺体遺棄事件、再逮捕~虐待見過ごされ~
  • 東日本大震災時、天井落下だけではなく配管や壁も~対策が必要~
  • 大阪女児行方不明10年、情報提供呼びかけ
  • 接続水域に潜水艦
  • サッカー、ベッカム引退表明
  • 日本プロゴルフ選手権 松山英樹初メジャー制覇ならず
  • 大相撲夏場所中日
  • プロ野球交流戦6試合
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「ジャンプ」佐藤正午

2013年05月19日 17時17分17秒 | 読書とか

「ジャンプ」佐藤正午 2000光文社
『Gainer』1999年1月号~2000年8月号

迂闊にもワクワクしてしまった。
わらしべ長者的な展開
「身の上話」へ続く女性不信

リンゴを買いに『ほんの5分』とコンビニへ向かった彼女の失踪

すごく当たり前?

お互いのため

これって、
これもハッピーエンドというのか?

 

これは友人(いないけど)に薦めてもいい一冊。

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「カップルズ」佐藤正午

2013年05月19日 14時14分14秒 | 読書とか

「カップルズ」佐藤正午 1999集英社

  • 「好色」 小説すばる1997年3月号
    • ロリータものの「取り扱い注意」は1996年でしたね。
  • 「カップル」 小説すばる1997年6月号
    • 冷蔵庫の中が名札だらけwww
  • 「アーガイルのセーターはお持ちですか?」 小説すばる1997年8月号
    • 暗黙の了解による英雄的立場での犬死 『私は彼女の言葉を信じることにした』という嘘での終わり方が、佐藤正午の女性不信の深さを感じさせる。なんていうとそのまま自分(私)に返ってくる気がする。
  • 「輝く夜」 小説すばる1998年1月号
    • 学生時代の夜、降り立ったヘリコプター
  • 「あなたの手袋を拾いました」 小説すばる1998年4月号
    • うわさで聞いたコールガールとの合言葉、そして本当に手袋を落とした女。
  • 「食客」 小説すばる1998年7月号
    • 普通の人なら出会いたくない相手。でも、タイミングによっては救いにもなるのか。
  • 「グレープバイン」 小説すばる1998年10月号
    • ブドウの木、うわさ いつの間にか絡む枝
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「Y」佐藤正午

2013年05月19日 11時11分11秒 | 読書とか

「Y」佐藤正午 1998角川春樹事務所

そこはもう変わらないもう一つの筋?

彼は行ってしまった。
彼のやり直しの旅は終わりがないのではないか。

執着だけで思考力のない行動
子供がいるというのに、そこに想いは無いのか。
それはもう死んでいるからではないか。彼は幽霊のようなものだ
事故の場所に戻って、個人的な部分をやり直そうなんて。
事故を防いでしまえばいいじゃないか。
またはもっと違う事故を起こしてしまうとか。

アイリスイン・アウトを起こすのは、彼だけだったのだろうか。
それはもっと頻繁に起こっているのかもしれない。
自分自身にも起こっていながら気づいていないのかも。
だいたい、記憶を持って戻るなんて都合がよすぎる。
もっと大きな変化の一部なのだと考えたい。

これは、この作品のエピソードはプロローグに過ぎないのではないのか。

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「取り扱い注意」佐藤正午

2013年05月19日 06時30分30秒 | 読書とか

「取り扱い注意」佐藤正午 1996角川書店

ロリータテーマで桐野夏生の「残虐記」を連想したのだが、こちらの方が出版が先だった。

幼少期に『神童』と囃し立てられて勘違いをした凡人の、これまた勘違いのねじれた人生、どこまで落ちていくのか。馬鹿にしながら若かりし日の自分にもその可能性があったことに気付かないふりは、いつまでも続けることができなかった。それに気付くたびに吐き気がする。それでもそうならなかったことに感謝しながら読み通した。
ラストは結末がかかれていない。どうなるだろうかと。
天才ではなく、勘違いのロリータ野郎だから、そこはもう捕まって処罰されることになるのは間違いないだろう。逃げ延びたとしても、少女が大人になった時には再び事件を起こす可能性が高く、それが人死ににつながらないことを祈るだけだ。まあ、その前に捕まるだろう。
捕まるだろうけれど、反省はしようがない。
取り扱い注意なのだから。

転落と見えるが、どうなのだろう。
叔父の気持ちなどは表現されていない。あほな言動だけ。そのままに読んでしまったらバカ。
叔父の筋で読んでいくと、ああ、太宰治的な風景が見えてくる。

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「人参倶楽部」佐藤正午

2013年05月19日 00時24分24秒 | 読書とか

「人参倶楽部」佐藤正午 1991集英社

いきなり村上春樹臭がするのは、おしゃれを気取ろうとしているせいだろうか。

他の作家が書いたものであれば満足するが、佐藤正午にはあまりこのようなまとめ方は期待していない自分がいる。いったい、私は佐藤正午を何だと思っているのだろう。

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