濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

芝浜

2015年12月25日 | ひとりごと・・

え~っ、江戸・東京の魚市場ってーと、関東大震災までは日本橋が有名でしたね
ところが、日本橋には覆いかぶさるように首都高速が通り、ここ数年の再開発で昔の面影なんぞ見る影もなし

ここに魚河岸があったとは到底思えない変りようですな
で、いまじゃ魚河岸ってーいえば築地、築地と言えば魚河岸!というくらい
河岸が日本橋から築地に移転してからだいぶ経ちますが、こんどは豊洲に行くそうで
日本橋から築地、そして豊洲へとね。平成28年ってーいいますから再来年ですな

さて、オイラの会社がある芝浦運河界隈
最寄り駅は田町か浜松町ってーことですが、高級車ベンツの総元締めで有名なヤナセ
そのヤナセの本社あたりが芝1丁目、江戸時代、この辺りに市場があったそうです

ちょうどJR山手線の線路あたりまでが海岸線だったそうでして、ヤナセは線路よりだいぶ
海側にありますから、昔は海。当り前ですが、そんなところが埋め立てられ、ヤナセや、
ジュリアナ東京ができるとは誰も思ってやしませんよね

さて、芝の市場「芝浜」に話を戻しますが、日本橋の河岸(かし)とは比べようがない
そりゃ~小規模なもんで、扱う魚も小魚ばかり。上等なものなどありゃしない
俗にいう“雑魚”ってーやつ。それでも、文句なしの江戸前であり、生きはよかった

また、「芝浜」は”日本橋の河岸”より古く”雑魚場”と呼ばれ、庶民には人気があったそうで、
ウナギ、アナゴ、キス、ハゼ、カレイ、シャコ、スズキ、アジ、海老、蛤、アサリ等、
多くの魚貝類が商われていたそうで、江戸っ子はこうした新鮮な江戸前ものを”芝肴”として珍重されたそうで、

特に海老は特産品として将軍にも献上されるほど
そして芝で獲れた海老こそが真の「芝海老」ということになる
しかし、江戸前のキス、ハゼ、スズキ・・・・いまじゃ超!がつく上等な魚になっちまいましたね

ということで、ここまでが落語でいうところの「マクラ」
で、次から古典落語で有名な「芝浜」が始まる
芝浜と言えば三代目 桂三木助。笑点でお馴染みのキクちゃんのお師匠さんだ

その三木助が得意とした「芝浜」、主人公は「飲んだくれの勝五郎」
そんな勝五郎が再起を図るに、浜芝はおあつらえ向きの舞台だった
勝五郎は天秤棒を担ぎ、江戸前の魚の行商。通称「「ぼて」ってーやつ

ぼては、だれでも始められる手っ取り早い商いだったそうで、江戸時代には次第に増え、
しまいには収拾がつかず、鑑札(許可証)が必要となるほど人気商売だったそうだ

これ以降は高座で聴いてもらえばいいが、この芝浜の舞台となった芝・芝浦界隈も
高層のタワーマンションが立ち並び、昔の風情などありゃしない
それでも、運河があるだけでだいぶ癒されるね

今日も何種類もの渡り鳥がプカプカと運河で羽根を休めている
なんとものどかな風景だ

また、今日は満月で大潮。ちょうどこの時間が満潮で、遊歩道の低いところは冠水している
まもなく日没(16:34)、そして今日の月出は16:38!と、もうすぐ

幸い、上空には青空が見える
あと数分で満月が顔をだす・・・・クリスマスと満月
芝浜の時代、クリスマスの喧騒など必要なく、満月だけで十分愉しめたんだろうね

陰陽道とクリスマスとの深い関係・・

2015年12月25日 | ひとりごと・・

先に「恵方」のことを書いたが、オイラの若いころに瓜二つ!!羽生結弦くんが
陰陽師の元祖!安倍晴明になりきって頑張っている

そして、大会に出るたびに記録を更新!
彼のスケーティングはスポーツという分野ではなく、まるで神そのものの舞い
すでに人間の限界を遥かに超えており、ひとことでいえば「神々(こうごう)しい」

さて、陰陽道、陰陽師、そして安倍清明といった少しややこしい話はオイラも苦手!
今回は、実にシンプルな「陰陽道」の考え方について書いてみたい

読んで字のごとく、「陰陽」とは暗いイメージの「陰」と真逆の「陽」とが合わさった言葉
陰陽道では、男女で言えば、男が「陽」、そして女性が「陰」と区分している

その理由はいたって簡単!昔、男は明るいうちに狩りに出かけ外に出ていたから「陽」
一方女性はというと、暗い洞窟のなかで男の帰りを待つから「陰」と、いたってシンプル!

今日はクリスマス、今日こそは彼(彼女)の本性を見抜くはもってこい!の日
会話のなかで、ネットをいじって外出をあまりしないというインドア野郎には“陽のエネルギー”はない!
こうした男とはとっとと別れたほうがいい

また、「育メン」とやらが流行っているが、これこそが陰陽道的には最悪なんだとか
CMで有名になった「亭主元気で留守がいい」、これこそが“男の中の男”

男は外に出ないと出世なんが出来やしない!世の中に出て行くから「出世」という
だいたい、昔から、女房に食わしてもらう奴を「ヒモ」という

この「ヒモ」の語源は海中で漁をする“海女”さんからできた言葉だ
船に乗ってヒモを持っている男(亭主)、女性は生活と男のために海女として働き、
男はヒモを握っているだけで楽して生活が満たされる・・・だから「ヒモ」

ところが、こうした「ヒモ」は女性の扱いに長けている!
陰陽道的にも、女性というのは「しゃべるから始まる生き物」「女は口から生まれている」と言われている

ヒモ野郎は、こうした女性の特性を熟知、悪態をつかれようが、暴言を吐かれようが、
女性はこういうものだという事を理解のうえ、最後まで話を聞いてあげる
なにしろ、物事の「始」という漢字は「女」に「台(セリフ)」と書くぐらい、女性は話したくてしょうがない!!

かなり脱線してしまったが、
今夜は聖なる満月の夜!ロマンチックな余韻に浸るだけではなく、先人たちが苦労を重ねながら
後世へと伝承してきた「陰陽師道」をしっかりと頭に叩き込み、女性は、見かけ倒しのイケメンなんぞに騙されないよう!
しっかりと見極めてほしい

そして、最後にポンコツ野郎どもへのアドバイス
女性は「構ってほしい生き物」ということを再認識しておくべき
クリスマスに、イルミネーションだとか、食事やプレゼントなど二の次!

云われりゃ簡単!「女」いう漢字は、「く」「ノ」「一」と書いて「女」だよね?
くのいちとは、陰陽道では、「耐え忍ぶ者」であり、それは「女性」とされている
但し、そうかといって放っておくと大変なことになる

忍ぶという字。「忍」には、心に刃を持って耐えているという意味が込められている
だから、いざとなれば、いつでも刃が使えるよう、女性は常に研いでいる・・・
つまり、男は、「耐え忍ぶ女」をもっと!もっと!構ってあげなくちゃいけないってーこと

これを怠ると、磨き抜かれた刃でブスッ!と刺されちゃう!
そうならないよう、聞き役に徹し、時には施し!?も与えてあげなければいけない
面倒臭さ~~などと思わず、異性の特性をちゃんと理解してあげること

女性も、こうしたことに長け、自然に実践できるような「男」を選んでほしいね
クリスマス!!しかも、今夜は“満月”
必ず、なにかが起こる・・・・

38年ぶり!!

2015年12月25日 | ひとりごと・・

今日は誰もが知っているクリスマスの日
しかし、イルミネーションで盛り上がっている場合じゃない!!
今日は38年ぶりに「満月のクリスマス」だ



今夜、月がもっとも大きくなるのが20時11分
ちょうど食事を終えるころの時間では?
満月を楽しむには絶好の!タイミング!!

これを逃せば、次回「満月のクリスマス」は2034年
たった19年後!?なので慌てなくてもいいけど・・・
どうせなら、元気で若いうちに経験しといたほうがいいよね!

予報によると、今夜、関東の空模様はずばり「晴れ」らしい
19年後に必ず見れる!という保証はまったくない!!

ヘタすりゃ、中国・インドのPM2.5で月など見れないのが当たり前!
そういう時代になっているかも?

クリスマスと満月
草食系、この日ばかりは肉食系・・・

恵方(2016年)

2015年12月25日 | ひとりごと・・
恵方(えほう)とは、まもなくコンビニの店頭に張り出される「恵方巻き」で一躍有名になったが、
とくに、関東以北では、ちょいと前まで「恵方巻き」など聞いたことすらなかったはずだ
しかし、いまじゃすっかり定着し、予約しないと買えない!などというおかしな現象が起きている



だいたい、恵方とは、吉方とも書くぐらい神々しいものであり、正月とおおいに関係がある!
大方のひとは、節分に恵方巻きを食べる方角のことばかり気にしているが、けしてそうではない!

恵方とは、正月の歳神 (としがみ) が来臨される方向であり、平安以降、陰陽道が入ってからは、
陰陽師が、その年の歳徳神 (としとくじん)であるとか、恵方神がおり、けして祟り神が入ってこないという「最もよい方向」を示したもの

さかのぼれば、明治維新より前までは、正月、その家の家長は、自宅からみて恵方にある神社に参拝し、
その年の歳徳神がいるという“恵方の方角”に向かって家内安全祈願するのが一般的な風習だった。これを「恵方参り」と言う

しかし、近年、元旦は恵方に係らず、地元の神社仏閣、または、川崎大師であるとか、明治神宮など、
有名な神社や寺院に参拝し、新しい年の健康と幸せを祈るのが一般的になっている
これは、明治以後、鉄道等の交通網が発達、これにより、有名神社や仏閣へ足を運び易くなった!というのがいまに至っているそうだ

いづれにしても、新年のスタートは初詣!!
日本人であるならば、 元旦に、近隣の寺社あるいは有名な神社や寺院に参拝し、新しい年の健康と幸せを祈る!
こうした風習を大事にしていきたいね



蛇足になるけど、恵方は年毎に変わる
くる年、平成28年(2016年)の恵方は「丙(ひのえ)の方角(南南東)」
便利なもんで、自宅住所を入力すると「恵方」を示すアプリもあるので試してみては?

初詣にでかけなくても構わない。元日は、自宅で恵方に向かい
2礼2拍手1礼をもって「歳神様」をお迎えしよう!!
これで十分!!必ず!!「福」が舞い込んでくる

乃東生(なつかれくさしょうず)

2015年12月25日 | ひとりごと・・

2015年も残すところ1週間!しかし、暖冬のせいか?イマイチ年末という感覚が薄い
街は色鮮やかなイルミネーションで溢れ!恋人としっぽりと過ごすクリスマスイヴ!?
テレビも連日特番が組まれているけど、今日を境に一気に正月モードへ突入!!

しかし、日本ってのは、他国の文化を取り入れ、これをアレンジするのが上手いね!!
その起源を知らなきゃ初めから日本発祥なの?と、錯覚してしまいそうになっちゃう
兎に角、「楽しけりゃ!」「酒が飲めれば!」「恋人と過ごす」というイベントが大好きだ!

これも昔からの日本人独特のDNAと深く関係していると思う
まず、日本には四季があること。そのため、年間行事として四季折々のイベントがある
正月から始まり、節分、お彼岸、節句、お盆・・・などなど

こうした日本の伝統的な行事と行事との間に、他国の文化をいい塩梅で突っ込む!?
また、「○○の日」であるとか「○○記念日」というのも嫌いではない
そのため、毎日、楽しく、酒が飲めて、恋人と過ごせるってわけだね

クリスマスもいまじゃ一大イベント!
だけど、冬至にカボチャを食べ、柚子湯に入った人がどれだけいるか?
これから少しずつ昼間の時間が長くなっていく

いま、二十四節気の暦は「冬至」、また、七十二候は「乃東生(なつかれくさしょうず)」
乃東とはウツボグサの事。夏に枯れる草と書いて「夏枯草(かこそう)」ともいう



この季節、当り前だけど草木のほとんどは枯れていく。しかし、夏になると枯れてしまう靭草(うつぼぐさ)は、
この時期に芽を出し、6~7月,茎の頂に靭(うつぼ)の形状に似た濃紫色の花穂をつける
靭(うつぼ)とは、矢を入れる筒型の容器で、「あっ!それ知ってる!」という奴に逢うことはまずない

さて、暖冬とはいえ、朝夕の冷え込みは厳しさを増してきている
春に目を出す植物が多いなかで、こうした厳しい冬に芽吹く植物もいる!ってーこと
オイラも、もうひと踏ん張り!2015年をがんばらなくちゃ!!