ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

歌声喫茶は今も・・・。

2010-03-14 23:02:07 | 思い出
昨日、たぬ吉が
「明日、三宮で歌声喫茶の記念イベントが無料であるらしいで。行こか?」
と言った。
ねこ吉は、歌声喫茶にすごく思い入れがある。
その上無料と言うのにグッと引かれた。

中学時代、友達がいとこに歌声喫茶に連れて行ってもらったと言うのを聞いて
すごく羨ましかった。
当時大阪に「こだま」という歌声喫茶があったらしい。
たぬ吉も行ったことがあるって。
「えぇー!お前歌声喫茶に行ったことないのォ?」
って、半ば馬鹿にしたように言われた。
そんなねこ吉憧れの歌声喫茶も、カラオケが盛んになりいつの間にか無くなってしまった。


何年か前から各地で不定期に「歌声喫茶」が開かれてるというニュースが
聞こえてくるようになった。
今日、「歌声喫茶」を主催していたのは垂水区にある「赤とんぼ」という喫茶店で
5年前からやっていて、めでたく100回目を迎えるんだって!

たぬ吉と二人、三宮とはいえ聞いたこともない場所を探しながら開始15分前に着いた。
前に座っているのは常連のかなり高齢の人たちだった。
始まった頃には会場内には人が溢れていた。

少々の発声練習の後、軽妙な司会者のアコーディオンに合わせて唱歌やロシヤ民謡を歌う。
左隣の人は、司会者の一言一句に返事をしている。
何か司会者が綾小路きみまろに見えてくる。

かって青春時代を歌声喫茶で過ごした人たちが、普段「赤とんぼ」に集まって
昔を懐かしんで歌っているんだろう。
「カチューシャ「ともしび「山のロザリア」を爆唱したあたりで、ねこ吉は酸欠状態になり、
ちょっと頭がクラクラした。
ノスタルジーに浸るのも体力がいるもんだ。