「ヘルプ」を見に行ってきた。

ずっと見に行こうと思っていた映画「ヘルプ」をやっと見に行った。シネリーブルに付いたのは１０時過ぎ。ギリギリだった。

前に「フラメンコ・フラメンコ」を見に行ったときに予告編をみて、絶対見に来ようと思ってたんだ。

ねこ吉にしては珍しく先に、集英社文庫の「ヘルプ」上下巻を買って読んだ。
１９６０年代のアメリカの南部ミシシッピ州のヘルプと呼ばれる黒人のメイドのお話。

映画になった話を先に読むと、筋が判っているからワクワク、ドキドキがないのが難点だわ。

隣の人は泣いていたけど、ねこ吉は、つい「本と少し違う。」なんて知らず知らずのうちに比較している。


１９６３年１１月２２日ケネディ大統領が暗殺された。

ねこ吉は小学生で、１１月２３日勤労感謝の日で学校は休み。思いっきり朝寝坊をしていたら、
向かいの家のオッちゃんの大きな声で目が覚めた。

「ケネディ大統領が暗殺された。株が下がるで！」

「パパは何でも知っている」とか「うちのママは世界一」などのアメリカのホームドラマを見て、ねこ吉は豊かなアメリカに憧れていた。

今では考えられない酷い差別が、当時はまだ堂々と罷り通っていたんだネェ・・・。

映画の中のファッションは、ウエストを絞ってパニエをはいたスカートがたっぷり膨らんでいるワンピース。
バービー人形みたいだ。ＢＧＭはねこ吉が叱られながら毎週見ていた「ザ・ヒットパレード」でやっていたようなオールディズ。

ついこの間のような昔・・・。懐かしかった。

もうヘルプのような仕事をしている黒人の人はいないのだろうか・・・。