(「母と子Ⅱ」エゴン・シーレ)
普段すっぴんのお母さんのフルメイクをみて、子どもがおびえたんだろうね。
#名画で学ぶ主婦業(再び主婦はつぶやく)を見ていて、息子の幼稚園時代の事を思い出した。
ある日、幼稚園から帰って来た息子が、
「今日、新しい女の子が幼稚園に入って来た。その子のお母さんは目が青いねん。」と言った。
「ふぅ~ん、その子のお母さんは外国人なの?」
「・・・。」
ねこ吉の質問の意味が判らなかったのか、息子は何も答えなかった。
次の保護者会に行って、「お母さんの目が青い。」意味がよく判った。
新しく入って来た女の子ヨシミちゃんのお母さんは、凄いケバイお化粧で、瞼にはたっぷりブルーのアイシャドウが塗られていた。
小学校に入学したら、息子とヨシミちゃんは同じ組になった。
音楽室、家庭科室、理科室を見学することになって、一クラスずつ教室に入ったんだって。
理科室の前で、ヨシミちゃんは泣きだし、先生がどんなになだめても大泣きして入らなかったらしい。
理科室にある骸骨や人体模型が怖かったそうだ。
ねこ吉も怖がりだから、小学校の頃、半分人間で、半分赤い筋肉で皮を剝いだ人体模型を見るのはとても嫌だった。ヨシミちゃんの気持ちよく判るわ。
追記
ねこ吉は、俵万智の「サラダ記念日」の中で「エゴン・シーレ」を知った。
元の短歌は覚えていなし、ネット検索しても出てこないけど。
エゴン・シーレって誰?
当時、インターネットも何もない時代。
図書館で調べたのだろうか・・・。
何かおどろおどろしくて、怖い絵ばかり。趣味じゃないわ。
追記
娘は2006年の2月、ウィーンに1人旅。
アルベルティーナ美術館で、好きなエゴン・シーレを堪能したらしい。
ねこ吉と娘は、全く趣味が違うので・・・。
重い図録を買うかどうか迷った挙句買い、スーツケースが自分の持てる重量を超えていたらしい。
無事に、マンションまで帰って来たが、3階の自分の部屋までスーツケースを持ち上げるのに苦労し、階段を踏み外しスーツケースと一緒に(一段だけだけど)落ちたらしい。
「命がけのエゴン・シーレだった。」と言っていた。