ハボタンの花が咲きだした。
蝶々が飛び回ると怖いので、そろそろお別れです。
さて、ハボタンの隣のマダラの椅子は・・・。
松戸時代に赤い椅子を2脚もらった。
形は気に入ったけど、赤という事が気に入らなかった。
神戸に引っ越してくるとき、とりあえず持ってきた。29年前かな・・・。
娘と相談の上、白いペンキを塗ることにした。
素人が塗ったので、ぼってりして綺麗じゃない。
その上、下の赤色が影響して、あちらこちらに赤が見える。
娘が紙やすりで削った。
ここまで削って飽きてしまった。
ねこ吉も、「こんなことをやっている暇があるなら勉強をしろ!」と叱った覚えがある。
そのまま幾星霜。
一脚は娘の部屋の机の前。
もう一脚がベランダに出したままだった。
最近、ベランダから持って入り、ねこ吉のパソコンの前に置いた。
あちこち剥げて赤色が見え、汚れてジロになっている。(我が家ではシロが汚れると濁点をつけてジロと呼ぶ。)
お正月に娘が帰って来た時、自分が紙やすりで塗料を剥がした跡を見て笑ってた。
「この椅子、形は凄く可愛いんだけどねえ・・・。」
そういうのを聞いて、この後をねこ吉が引き継いで剥がしてみようか?とふと思った。
そう思いながらも、作業をベランダでしなければいけないので真冬の寒風吹きすさぶ中ではできない。
その上、たぬ吉の事、愚弟の事で怒涛の日々を過ごしていたので心にも余裕がない。
たぬ吉の入院中、ネットで塗料の剥がし方を検索して、ホームセンターに探しに行った。
係りの人に、何が必要かを聞き、剥離剤を探してもらう。
缶入り3000円ぐらいのを薦められる。
「失敗する可能性が高いので、もっと安いものが欲しいです。」といい、1050円ぐらいのものを買う。
刷毛と紙やすり、プラスチックのヘラもいるって。
「100均で間に合う物は100均で買います。」と言った。
1枚50円の紙やすりを2枚買った。
何故かというと、どのくらいのキメの細かさを買っていいか判らなかったから。
刷毛とヘラは100均でかった。
ベランダに新聞紙を敷き、ゴーグル、ネッカチーフ、エプロン、手袋で完全武装。
剥離剤はシンナー臭いし、思ったほど剥がれないし、ベタベタあちらこちらについて困ったことに・・・。
剥がそうなんて思ったことを後悔し・・・。
これは昨日の椅子の様子
とりあえず、上から塗ったシロは剝がれた。
もともと塗ってあった赤は、なかなか手ごわい。
剥離剤を拭きとった後、紙やすりでガシガシこする。
木目が見えてくるけど、先は遠い。
手は真っ赤、ベランダの床も赤っぽい。
剥離剤と紙やすり併用で、ここまで剥がれた。
もう剥離剤はほとんどない。2本目は買わないことにした。
紙やすりでこすることにした。
昨日の夕方、夢中になってこすっていてゴーグルをしていなかったことに気づいた。
夜、右目が痛くなった。粉塵が入ったのかもしれない。
ここまで剥がしたのだから、何とかやり切りたい。
全部木目の椅子になる日は近いようで遠いかも・・・。
こんな事をしているねこ吉は究極の暇人です。
腹立たしい日々はまだまだ続く。
何か無心になれるものが必要なんです。