寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

富士登山の追憶と何時か登る人に08・09⑥

2010年02月24日 | 富士山3776m

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Imgp0621 雲が染まっていきます! 

Imgp0622 朱色の玉がゆっくりと昇って来ます!

 

山中湖も見えます。カメラには収めきれない美しさがあります!多くの人に自分の目で見て欲しい!

太陽の熱を感じる瞬間ですね、偉大さを思い知らされます!!

 

                                           次も写真です。 


富士登山の追憶と何時か登る人に08・09⑤

2010年02月24日 | 富士山3776m

頂上での話し!

 

初回の時は、八合目付近で会った方が、(おじさんね)

登ってきたので、少し話した後、一人で剣が峰(富士最高峰3776m地点)を目指し出発しました。

普通こんな夜中に行くのは辞めといた方が良いですねぇ!

富士宮口から剣ヶ峰方向に行くと建物が少ないせいか、台風並みの風が吹いている事が多いです。

この時はストックで踏ん張らないと、飛ばされそうな風でした。

歩いていくと、星明りに照らされて、右手に巨大な火口が、ぽっかりと口を空けているのが見えます。

剣ヶ峰への急坂を登ります。(通称、馬の背)

ここも夜だと危険です。(強風時は日の出ている時間も)

右は火口左は急斜面になっています。

 

何で夜中に剣が峰へ行くのか?

それは、星!流れ星!ですよ!ただ日本一星に近い場所で見てみたかった!!

それだけです!

落ちを言うとネ、まぁ星はたいして見えません(笑)

天の川が薄らって感じ!

流れ星はいっぱい見れましたね~、流星群の時に行くと良いですよ~!

Imgp0595本最高峰剣が峰3776m

 

1:30分、登頂です!

ここ、日が昇ると写真撮影の為に長蛇の列が出来ます。

この時間なら誰もいないと思いきや、いました!

二人も!

一人は展望台で寝てました(笑)

ここまでワクワクはしても、恐怖は感じなかったけど、こん時はビビッた!

正体はドイツ人女性でした!(ドイツ人だと知ったのは最初の時、聞いたからね)

女性で、レスキューシートに包まり寝ていたので、声はかけず離れました。

もう一人はで富士市出身だけど、初登頂の東京の大学生!

この大学生とは2時間くらい喋ってた!

10時に、ここで友達と待ち合わせをしていると言ってたから。

「それ、騙されてんジャネ?」って言っておいた!(笑)

 

その後、御来光を拝むために火口を右回りに朝日岳方面へ向かいます。

朝日岳まで行くと、河口湖口からの登山者で混雑するので、適当な所で日の出を待ちます。

ご来光は日の出時刻より遅くなります。雲海の上に太陽が出ないと見えないからね!                                

 

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この何とも言えない、空と雲の色が大好きです!

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                                                     更に続く


富士登山の追憶と何時か登る人に08・09④

2010年02月24日 | 富士山3776m

九合目を目指します!

やっとこさ後半です。もうかなり勾配がきつく成ってきます。

 

八合目から、九合目萬年雪荘3460mまでは平均30分です。

しかし、もう当てにはなりません!

ここまでに体力を消耗してその何倍もかかって辿り着く人も多いみたいです。

寒さも厳しく成って来ます。

俺の場合、八合目位までは、速乾素材の半袖Tシャツで登っちゃい、(この辺までは汗ダクです)八合目で、フリースか、レインスーツの上を着ます。

休憩を小まめにとる人は、もっと着込まないと寒いかもです。

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初めて登った年は、八~九合辺りで毎年登っている、ソロのおじさんと出会いました。

その方曰く数日前は登山中、雹が降って大変だったそうで、雹が下から吹き上げてきて、痛くて顔を覆って頑張ったが、危険を感じて断念したと言ってました。

あと、同じくソロで登るドイツ人の女性にも会いました。

サポートタイツを着けた、見るからにクライマーって感じの女性でした。

この二人には山頂で再会する事になります。

 

次は、頂上ではなく。

九合五尺胸突山荘3590mになります。

九合→九合五尺も平均30分です。(当てにはなりません)(汗)

さあ!こっからが胸突き八丁!人によっては、三歩登って10秒休む…そんな感じになるそうです。

俺も流石にきつくなります。

因みに富士登山の消費カロリーは約3000キロカロリーだそうで、これはフルマラソン完走とほぼ同じだそうです。

だから、行動食をとりつつ登る事が肝心!

何食べてもうまい!

 

最後に階段があります。

そこを登り切った所に鳥居があり、潜れば富士宮口山頂3715mになります!

鳥居を潜ると右手にコの字型の建物と鳥居があり、それが。

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浅間大社奥宮になります。

この時は早くつき過ぎたので、午前1時だったですね。(一回目)

人が写ってませんね、誰もいなかった(笑)

神社の建物に張り付く様にして風を避けつつ、明るくなるのを待ちます。

まず何時も強風が吹いてます。恐ろしく寒いです。

三度目の時はお湯を沸かしてココアを飲みました。

うまかった~!

  

                                      次回は剣が峰&山頂 


富士登山の追憶と何時か登る人に08・09③

2010年02月24日 | 富士山3776m

え~と、五合目を立ち、スタートです。

が…、その前に富士登山を考えている方もいるかも、なので少しだけ装備を簡単に紹介しときます。

 

ザックは1,2回目の時はミレーの30?、3回目はコンロやらダウンやら荷物が増えたのでモンベルの60?のヤツでした。普通は30~40?でOK。

トレッキングポールも持って行きます。

ダブルストックと言って2本使います。まあ、一本でも構わないと思います下山時コケル心配のある人は一本の方が良いかもですね。ストックは1千~2万以上の物まであります。

 

金剛杖を買って使う人も多いですね、↑の方が使いやすいですが、各山小屋にて焼印なんか欲しい人には良いでしょうね。記念になるし(有料)

使い込んで、飴色になってる杖を持ってる人なんかもいますね。

 

レインスーツ必須です。これが無いと、時には命の危険があります。

セパレートタイプの物にして下さい。

本格的な物はゴアテックス素材で高価ですが、夏山シーズンに大型スポーツ店などで売っている数千円の物でもOKです。

半透明の物は役に立ちません。

 

靴も、防水製のトレッキングシューズ以上の物が良いでしょう。

出来ればグローブもですが、軍手でもOKです。

 

ヘッドライト必須。

 

後は当たり前の、防寒着、タオル、帽子、行動食、飲料水(凍らすと溶けない)

細かいとこは専門サイト見てねって事で。

 

五合目出発です。

スタートは階段です。すぐに火山灰の登山道になって登り始めると、環境省だっけ?が、1億だか2億掛けて建てたバイオトイレがあります。

まぁ鉄筋のトイレですが、良く見張りらしき人が居ました…。

見張られて用足す気にナンネ~っての(笑)

トイレは全て、チップ制です。

100円ね、チップって最初バイオチップの事かと思ってたのは内緒。

小銭必須!

 

一般平均コースタイムで20分。新六合目2490m、新宝永山荘&雲海荘に着きます。(因みにコースタイムってのは、休憩含みません)

この先に六合目の山小屋があったのですが現在はありません。

俺は富士山を登る時、山小屋の前以外では休憩を取らないのですが(トレーニングの為)普通20~30分置きに5~10分の休憩を取ったほうが良いですね、他の山ではそうしています。

 

新六合目から平均60分で新七合目2780mに着きます。

俺的には、ここが結構きついですね、休憩無しで60分なのと、前半で体がなれてい無いからでしょう。

この区間でかなりバテバテの4~5人のパーティーを見たことがあります。

みんな、ここはキツイみたいですね。

 

新七合目御来光山荘の次は平均50分で、元祖七合目山口山荘3010mです。

新七合→八合じゃなく、元祖七合ってので、精神的に打ちのめされる人もいます(笑)

覚悟しておきましょう。

この辺りで高山病の為に動けなくなっている方に会った事がありました。

顔が真っ青で、泣いてましたね…。

 

元祖七合目から平均40分で、八合目池田館3250mです。

こっからが富士登山の本番です。

ここまで登ると毎回、人に会う事が殆ど無くなります。

途中で他の人達を追い抜いてしまうのと、山小屋泊をする方達がいるからかな?

残念ながら、この辺りでリタイアする方が多いですね。

  

                                           次回に続く                                         


富士登山の追憶と何時か登る人に…08・09②

2010年02月23日 | 富士山3776m

富士山標高3776mご存知日本最高峰!

富士に初めて登ったのは2008年の8月だった。

天の川が見たくて、あと流れ星!もちろん日本一空に近い場所に立ちたくて!

 

一回目08年の8月の4・5日で、二回目が同年8月24だっけかな~で、三回目が09年8月12・13日で全部徹夜登山だった。

登り口は全部、富士宮口五合目。

 

三島駅で16:15分発富士宮口五合目行きのバスに乗ります。所要時間2時間5分!

ちなみに最盛期の時期以外はコレが最終になります。

1時間位乗ってると雲を突きぬけて霊峰富士が姿を現します!

外人さん達のテンションが上がります!俺も!(外人さんかなり多いです)

 写真はバスの休憩場所で、富士の麓にある遊園地ぐりんぱからの富士!

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                                                                 五合目到着

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五合目から見た山頂です。

 

こう見るとかなり上まで登ってる様に見えるけど…ね、遠くから見ると結構下のほうです。

富士宮口5合目は標高2400m程度あり、各登山道の五合目の中で一番高度を稼いでくれるスタート地点となりますが、勾配が急な為キツイとも言われています。段差があったっりで下山時がキツイかもです。

 

富士宮口の利点はスタート地点の高(標高)さで、人も河口湖口ほど多くない事。

欠点は、勾配、段差と登下山道が同ルートである為、人が多い時には混雑する恐れがある事だそうですが、このルートでの下山は一度しか体験してませんが、全然混んでなかったねお盆だったのに。

まぁ8:30には五合目に帰って来てたので混みだすのはその後かもですが。

あと、ご来光を見るためには方角的な問題で山頂についてから河口湖口方面に

30分くらい火口に沿って歩かなければならないところですね。

 

俺的に欠点を言わせて貰うと…失礼ながら、土産物屋と食事処が、一軒しか無い事と更に、一番人気の河口湖口の店と比べると…ね…、店の造りが、昭和と言うか、レトロな匂いが、プンプンとしています。(笑)

 

因みに、一番人気の河口湖口五合目は(吉田口)は、標高2305mにあり、レストラン、土産物やが多く、観光バスが乗り付け、人がごった返しています。

その為登山道が混み合いますね。

 

そんな五合目に付いたら、長袖のTシャツを着て辺りをブラブラします。

(真夏でも涼しいからね、ブラブラは高度に馴れる為)雲海と夕日なんかを眺めます。

で、ベンチに座り持参したおにぎりを食べながら色々な人と言葉を交わし合います。

みなさんとても気さくで楽しい時間です。

 

さて、登り始めるのはと言うと、初めての時は20時スタートで3回目は21時半だったかな、

何故五合目到着が18時20で出発が20時~21時半かと説明すると。

徹夜登山の俺は、もっと遅くても良い位でして、登頂が早ければそれだけ御来光までの時間がある訳で、クッソ寒い山頂で過ごす時間が長くなってしまう訳です。

 

因みに、1000m高度が上がると約6.5℃気温が下がると言われています。

ましてや登るほど風が強くなるから、体感温度たるや真冬!

装備が不十分だったり、天候に拠っては、低体温症で亡くなる方もいますからね

 

あまり長く五合目にいても、体力を消耗するのでストレッチをして出発です!

   

                                           次回につづく