上の写真は男の人(あえて歯医者とはいいません)がペンチで歯を抜いているシーンです
怖いですね 考えただけでゾッとしますね
歯医者にこのイメージを持っている人は多いと思いますがその中に二つの大きな間違ったイメージが含まれています
一つ目の間違ったイメージですが、この歯を抜いている人は歯医者ではありません
近代歯学は18世紀、ピエール・フォシャールによって広められました
それまでは虫歯がひどくなると床屋さんが歯を抜いていました
床屋さんの前で回っている血と包帯の色である赤白青のグルグルはそのときの名残です
二つ目の間違ったイメージはこの歯を抜いている人はサディストではありません
虫歯になった歯をそのままにしておくと痛みだけではなく膿がが全身に巡って最悪命を落とすこともあります
当時、虫歯の治療方法が抜歯しかなかったので人の命を救うために歯を抜いているのです
抜かれている方は麻酔がないので想像を絶する痛みだったと思います
それと同時に痛がっている人の歯を抜くことは相当ストレスだったと思います
この抜いている人も「俺だって抜きたくない!でも死にたくないだろ!がんばってくれ〜」みたいな感じだったと思います
現代ではずいぶん歯科治療のレベルも上がり、予防も進んできたので抜歯の機会は当時にくらべると随分減ったと思います
また、麻酔技術の進歩によって痛みなく歯を抜くことも可能になりましたが
まずは定期検診、早期発見、早期治療で抜歯処置を防ぎましょう!