当院では4、5種類のインプラントを使ってきましたが
数年前よりバイコンという会社のショートインプラントと呼ばれる短いインプラントを使用しています
日本では有名な教授とか先生が使っていないせいかシェアーはあまりありませんが
アメリカでは30年以上前から結構多くの先生に使われており知らないひとはいないぐらい有名なインプラントです
僕の知る限り日本で認可の取れているインプラントのなかで最小サイズだと思われます
昔はインプラントは長くないと噛む力に耐えれないからダメといわれていたのが
最近は短くても大丈夫とエビデンスが変わったのはこのインプラントの実績のせいです
実際、写真のように半分の短さでありながら骨と接触する面積が変わらないため
通常のインプラントでは骨が足りず、骨を作らなければ埋入不可能な場合でも使用できます
実際、当院でも昔は骨が足りずに骨を作ってからインプラントをしていたようなケースでも
このインプラントでそのまま埋入できるので骨を作る手術と併用したインプラント手術に比べて
手術が簡単で、費用面でも患者さんの手術の負担も軽くなり色々と利点が多いインプラントです
また、国産で直径3mmという細いインプラントも好成績をあげておりこれも同じように骨の少ない患者さんにはかなり有用です
色々と便利なものが出てきて患者さんにとってはいい時代になったと思います