ロシアとウクライナの停戦しないまま世界経済に影響がでてきています
歯科用金属のパラジウムもロシアから輸入されているため高騰し使用すると赤字になるので治療が困難になってきました
こここで詰め物や被せ物の金属について患者さんが知っておくべきポイントをまとめます
健康保険で使用できる歯科材料はパラジウムを含む金合金と銀合金の二つになります
金属の利点としては保険で使用する硬質レジン(白い樹脂)のように削れたり、割れたりすることがほとんどありません
入れ歯の歯や詰め物の硬質レジンの耐久性は金属に比べるとかなり低いので噛む力が強い方や歯軋りのある方は金属で治療することをお勧めします
金属の欠点としては見た目が悪いだけでなく、パラジウムは発がん性が報告されており、金合金も銀合金のいずれも金属アレルギーの可能性はあります
もちろん、セラミックやジルコニアなど金属アレルギーの心配がなく丈夫な白い材料もありますがこれらは健康保険の適応外になります
これらのことを知った上で担当の歯科医師とどの材料を使用して治療するか相談していきましょう