ある患者さんが言っていました
「先生、前の歯医者の先生が『歯を抜いたところにインプラントを考えているならすぐにとりかかりましょう』と言われて
なんか歯を抜いてすぐにインプラントを入れようとする先生ってお金儲けな感じがしてこちらにきました』
、、、、、、それは誤解かもしれません
よくネットで歯を抜いてすぐにインプラントを薦める先生は儲けたい気持ちだけでインプラントを薦めているので
やめたほうがいいとか書いてありますが、少なくともそれを書いている人はインプラントの知識はありません
理由は、日本口腔インプラント学会の治療指針よりインプラントの埋入時期についての記載があります
1)待時埋入(通常埋入)
抜歯窩が治癒した状態でインプラント体を埋入することをいう.
2)早期埋入
抜歯窩が治癒する以前にインプラント体を埋入することをいう.
3)即時埋入
抜歯あるいはインプラント体除去と同時にインプラント体を埋入することを即時埋入という.
この三つの埋入時期があり、どの時期にインプラントを入れるかはケースバイケースです。
十分骨が治るのを待ったほうがいい場合、待っていると骨がなくなってしまう場合、
骨が治るのを待つ必要がなくて一回の手術で抜歯をインプラントと同時にできる場合
それぞれ状況によって最適な方法を考えなければいけないのです
もし、歯科医に抜歯後すぐにインプラントをすすめられたら
なぜインプラントを早く入れないといけないのか一度その先生に理由を聞いてみましょう