久しぶりに カレーライスにソースを掛けるシーンを見た
10日くらい前に放映されていた映画 ふつうが一番 藤沢周平さんの娘さんの父を描いた原作による
いまでこそ カレーライスにソースを掛けないが 昭和30年代は ふつうであった
家でもそうだが 食堂でもテーブルにはソースが置いてある
カレーが来ると まず一番に 全体にカレーを掛けて その味とカレーが抜群であった
もっとも 最近のようにカレーの種類が多かったり 肉などの具があるわけではない
殆どさらっとしたもので 申し訳ない程度にジャガイモの塊が顔を出している
いつから 無くなったか 自分でも止めたか 全然覚えていない
だが ソースを掛けることだけは 現在にも他である
私は ソースと醤油 どちらかと言うと殆どの場合 ソースを掛ける
カツ フライ 天麩羅 時にはサラダにも ソースである
一回だけ失敗して 刺身にソースを掛けてしまったことが昔あった これだけは不味かった
関西や淡路島を旅したときに ソースカツ てんぷらにソース などの声を聴いた
私は嬉しくなった どちらかと言うと 西の方が愛好者が多いのか
東へ行くと あまり聞かない 醤油が圧倒的に多くなるのだ
映画の話に戻る 藤沢周平さんが掛けたのは醤油である
出身地は山形県鶴岡市 ここにまつわる小説が主流である
対して 後妻となった彼女は一瞬驚くが 自分はソースを掛けて場を和ませた
先妻は結婚してすぐ この娘を産んだのち がんを発病 28歳の若さでこの世を去った
藤沢周平さんは この時 彼女を追って死のうとまで思った
彼女ひとりで三途の川を渡るなんて寂しかろう 俺が一緒に寄り添ってあげよう
こんな想いを聴かせられると 私は一気に感涙である
簡単に男女が知り合い愛し合い そしてすぐ別れることも多い時世だ
ましてや 不倫でさえ 愛さえあればと言う風潮が私には どうしても受け容れない
歌の世界でも 不倫を歌うもので 好きなものも結構浮かぶ
だが それはドラマや妄想の中で留めて欲しいと 心の中でいつも思う
もしかしたら 自分が離婚と言う失敗で そんな夫婦の純愛を心で求めて居るのかもしれない
彼は死ぬことを思いとどまり 小さな業界出版社に勤めた
朝夕は 娘の保育園の送迎である 会社のお付き合いも全てしないし出来ない
編集長にしようかと言う社長のお誘いにも 娘優先で断り 勤めと家庭の二重生活だ
そんな彼を見ながら 想いを寄せたのが 後に後妻となった妻である
彼女の父親は猛然と結婚に反対した 勿論 収入も覚束ない彼と 子持ちであれば当然だ
しかし こんな父親を説得した 先妻を追って死のうとした一途な彼の心が揺り動かした
小さな娘と 姑との生活が始まる
藤沢周平さんは勤めているうちから 秘かに小説を書いていた
社長も社員も皆が知っている公然の秘密であり 理解者でもあった
何度か 直木賞の候補には上ったが 3度も本選で落ちた
それでも家族で支え 会社の方たちも皆で支え 遂に直木賞受賞の知らせを受けた
平成9年に69歳で亡くなったが その幼かった娘が小説として父を描いた作品でもある
最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m
そういえば今でも時々見かけますよ。火野正平さんだったかな?味付けは個人の自由だから…家でされるといやですね。塩分とりすぎになるから・・・。
小説家さんはいろいろ体験されたことが肥やしになって、いい作品が生まれますね。
もしやのびたさんも小説家志望?だったのでは・とその才能?を見て思うことがあります。間違ったらごめんなさい。
私も実母を早くに亡くし、叔父夫婦に引き取られましたが
ご近所のおばさんに、虐められてない?って聞かれた事を覚えてます。
それは可愛がって貰って、今も母と言えば育ての母を思い浮かべます。
藤沢周平さんの物をTVでよく見ますが、流石原作がしっかりしてる作品だと感じます。
知りました。そんなに
おいしいのですか・・
こんどためしてみようかと
思います。
夫婦間の純愛は心なごみますね・
私も憧れます。・
私もこのドラマ 観ましたよ
最近のドラマは 何だか訳の分からない 理解に苦しむのが多いですが
やはり昭和時代のドラマは大好きです
松たか子さんと言えば童謡詩人・金子みすゞのドラマ に出演して以来 ファンになりました
その後上戸彩さんもしましたが もう一度松たか子さん主演の金子みすゞさんのドラマが観たいです。
不勉強で藤沢周平さんのものは たそがれ清兵衛を映画で
観ただけです。私の若い頃は洋風の香りのするソースに
憧れみたいなものがあり 何にでもじゃんじゃんかけました。
今 カレーにお醤油をかける私は皆に気持ち悪がられています。
びっくりしたものです。
土地柄なのでしょうか?
藤沢周平作品は好きですね。
人の心の奥を しんみり、させる優しさが好きです。
のびたさん、暑さの中、無理をされませんように。
主人も ソース派です
ワタシは その物によりソース お醤油になります
確かに 西の文化でしょうかね
ただし ブルドックソースが売っていませんでしたよ!
最近は スーパーでもみかけましたが
肩身が狭く 売り場の隅っこでしたよ
カレーにソース さすがに今は私は掛けませんが まだ見かけますか?
但し カツ 天麩羅 フライなど今でもソースです
自分たちの生きてきた時代を そのまま綴ると誰でも波乱万丈 小説になりそうです
ただ 文学的センスは私には有りませんよ(笑)
草笛光子さんが演じていたお姑さん 出来た方でしたね
とぼけているようで 信念を持って情にも厚いです
小さい時 苦労されましたね
藤沢周平さんの作品 蝉しぐれなど重厚なものが多いですね
昭和の時代はカレーにソースは普通でした(笑)
具はそんなに入っては居ません
愛に溢れた夫婦像 憧れますね
時には涙が出てきます