昨日あたりウォーキングをしていると どこの神社でも夏越し(なこしとも言う)の大祓いの準備だ
境内に茅の輪を設置して 今日の大祓いお参りの方たちを待つ
昔は年に2回の晦日があった 半年づつに分け 12月は大晦日 6月は晦日である
江東区・東大島神社 珍しい3連の茅の輪 他ではあまり見たことが無い
大晦日は新年を迎え入れる 一年無事の感謝 6月晦日は半年に感謝 これからの収穫期を祈る
もともと宮廷の神事だった 701年の制定の大宝律令で定めたものである
天皇に仕える百官の貴族が集い 国民が犯した罪を除く為 大祓いの儀式をあげた
本殿の横にある金色の樹 ペンキでは無くコケの様な自然の色である
次第に民間の神社にも浸透して 夏越し なこしの祓いとなった
また 神様の気持ちを和ませるから なこし になったと言うが 神様はいつも怒ると怖い
京都の上加茂神社 下賀茂神社 大阪の住吉大社では 今日は賑やかであろう
江東区・大島稲荷神社の茅の輪
茅の輪は 竹で作った輪に カヤを巻き付ける
そして夏の怖ろしい伝染病や水の災難を防ぐ
くぐり方は 左足から入って 数字の8の字を描くように三度 そして右足から出る
松尾芭蕉は奥の細道へ旅立つ前 ここで句を残している
本来は 千歳の命 延ぶ こう願うそうだ
寿命が千年伸びますように と言うことである
私は見たことがないが 麻の葉を2.3枚 紙に包んで手に持って輪の中に入って行くらしい
蘇民将来の話とも関連があるが ここでは長くなるので割愛する
北海にいた神様が 南海の女神に会うため旅に出て 道に迷い 一時の宿を求めた
蘇民将来は貧しい家であるが快く接待をした 対して弟は金持ちであるが冷たく追い払った
手水舎の後ろに 良く見ないと分からないが 見ざる言わざる聴かざる
北海の神様は非常に喜んで お護りを残し 将来の家は栄えた
備後風土記に残る話であるが こうして 一つの地域の行事の謂れをひも解くのも大切である
神社を巡りながら 私の半年を感謝して 恵まれた人生がまた続きますように祈って来た
私にとって今年の初物 惣菜横町で1個60円 まあまあの味だった
最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m