鹿児島弁 地元では かごま弁 何度聴いても私には難しい 方言は一種の外国語のようだ
あるとき 青森の酸ヶ湯温泉で混浴の大浴場に入った 脱衣場は男女別である
風呂場へ入ると もうもうと湯けむりが漂い 眼が慣れてくると びっくり そばに女性が居た
かなりの高齢の方で 私にいろいろと話しかけてくる これが津軽弁で殆ど通用しない
折角話しかけて来るので 相槌をたまに打って合わせていたが 如何にも通じないと相手が諦めた
全国を旅したが この津軽弁とかごま弁が 分かりにくい方言の双璧であろう(笑)
てんがらもんラジオのゲストさん 今日は自らも著書もある 福宿玲子さんであった
民話を子どもたちなどに聴かせるため 小学校や保育園などに頻繁に行くそうだ
地域活動としても わらべうたと遊びなど ボランティアで伝承する72歳の女性である
まずは予備知識として かごま弁を楽しんで見ませんか
代表的な方言で こけけ がある この場合 こけ はこっちに け は来いである
けけけ 妖怪が笑うのではない それぞれの け にはアクセント 高低 がある
貝を買いに来い と言う意味である 最初の け は貝 次の け は買う ラストの け は来い
他に わっぜ=とっても・すごく きばる=がんばる げんなか=(失敗などして) 恥ずかしい
おやっとさん=お疲れ様 あいがとさげもす=ありがとうございました
さて 番組中で民話が幾つか紹介された もちろん かごま弁である これが難しい(笑)
『ネズミの見合い』 庄屋のネズミの息子と 隣村の庄屋のネズミの娘が見合いをした
だが どうしても娘は気に入らないと言う なぜならば 褒めたりするのが ねこなで声 だから(笑)
『狭き門』 アンドレ・ジイドの作品では無い
けちな金持ちの家に 狭き門がある ここに働く娘は35貫余の身体 当然 ずんぐりむっくり
この門に入るには着物や帯が邪魔である 広くしてくれと要望するが 着物を脱げと言う
あらすじは ラジオで聴いた方が面白い 是非 聴いて下さい
更に『歳の分け方』 これも面白い発想である
村に人の良い若者が居た 他人を信じ何事にも 逆らわず受け容れる
この男が仲人の勧めで祝言をあげた 式でも角隠しで顔が見えない
この晩はわくわくしながらも寝てしまった 朝 起きて驚いた 嫁さんは50歳だったのだ
当然 仲人に文句を言った しかし彼は言う 物は考えよう 50歳と思うからいけない
30歳の女盛りと 20歳の若い女性 二人分だと思えば良いではないか
この説得に お人好しの彼は納得した そうだね 30歳と20歳かぁ
この女性は働き者で良く気が付く 歳は分け放題 40と10でも良い どうです?(笑)
こんな具合に話が盛り上がり 富山の越中さんの話も出てきた
収穫期が終わるころ 富山の薬売りが 家庭の薬箱の中身を補充に来る
その時に 子どもたちに 風の袋と呼ぶ 紙風船を置いて行くのが楽しみだった
私の信州の山奥までも 富山の薬売りさんはやってきた
風邪を引いた時 私には シグレンという薬が良く効いたものである
余談だが 最近まで 女子中高生には 富山の薬の袋が可愛いと人気があった
てんがらもんラジオ 今回はチーフパーソナリティの 村永チトセさんが福岡の同窓会で欠席
予定していた 川柳の師匠でもある石神陽子さんは前日まで風邪で38.6度の発熱と言っていた
心配をしていたが無事に石神陽子さんは出演 上床さんと二人で明るく終了を迎えていた
てんがらもんラジオ ここから録画中継を聴けます
http://www.ustream.tv/recorded/110168938
上床さんが話していた 鹿児島市電 かごでん 乗ってみたいですね
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