テレビのバラエティなどで言う言葉 人生は山あり谷あり 上り坂 下り坂 そして まさかである
この場合の まさか の使い方 ただの駄洒落に聴こえて あまりにも陳腐だと思う
ラーメン つけ麺 イケメン の類である
てんがらもんラジオの川柳のお題は 来月 その まさか である
人生永く生きていれば まさか の数は数えきれないほど多い
生死に拘わるサプライズ 微笑ましいもの 分かれ道など 幾つもの まさか を積み重ねて来た
昨日は眼医者に行って 順番が来るまで このお題を考えていて 2.3句 作ってみた
川柳の楽しさは いつでもどこでも 考えることが出来ることである
私にとっての まさか を振り返ると芋づるの様に出てくる
あれは何年前か 暮れも近い日 地下鉄の階段を出口に向かって登り始めた
上の方に女性の姿が見えたと思う瞬間 足を踏み外したのか 突然不自然に落ちてきた
考える間も無い 私も階段の途中だが両手を拡げ受け止めた 危なく転びそうだった
歳は20代後半か酔っているようだ かろうじて受け止めたが もしかしたら二人で転がり落ちる
ふぅっと思った瞬間 この女性から まさかの言葉を聴いた
何すんのよ バカ野郎~ あとで考えたら死ぬかもしれない出来事 身をかわすことも出来た
以前書いたが 大きな道路の歩道を歩いていた ビル解体工事の現場に通りかかる
何気なく上を向いたら工事塀の上部が揺れている 咄嗟に走った 道路は車で逃げられない
走り抜けた瞬間 歩道を倒れてきた塀が覆っていた 安全の為に設けられている工事の塀だ
あの神戸淡路大震災の時 一週間前に中華街や長田町を私も歩いていた
上越新潟大地震の時も前週 中心地を観光案内していた 八戸地震の時も一週間前に居た
僅か一週間後に まさか大地震が訪れるなんて考えも及ばない そして私は無事に生きている
目の前で命が消える瞬間にも会ってしまった まさか 何秒前まで平穏で居たのに・・・
通勤で自転車を利用していた 荒川に架かる長い新葛西橋への上り坂 結構きつく長い
私の目の前を行く男性の自転車 立ちこぎに近い 何かの拍子にカードレールに触れたようだ
右側を走るダンプカーの前輪と後輪の間に吸い込まれるように身体が入って行く
スローモーションのように思い出す ダンプは気が付くはずもなく後輪が乗り上げて走リ去る
私はダンプを必死で追いかける 橋の向こう側で信号で停まっていた
ひき逃げするのかと怒鳴ったら 気が付かず何かに乗り上げた感じはあったらしい
警察と病院に連絡するよう指示して 会社へ急いだ
翌日から自転車通勤を止めてバスにした まさか目の前で死亡事故が起こるなんて・・・
立川付近を車で走っている時 中央線の踏切で電車通過を待っていた
何気なく左前方を見ると 中年男性が遮断機をくぐり前に歩き始めた
思わず聴こえないのに 車の中から 危ないっ~戻れ~と叫んでしまった
彼は一瞬立ち止まり こちらへ向かって じゃあな~グッバイ~ そんな感じで手をあげた
そして歩く 線路も近いから2.3秒の出来事だ けたたましい警笛も聞こえる
眼をふさいだ 特急列車が急ブレーキの音を立てて通り過ぎ200m位先で停まった
こんなこと書いたら 皆さんの心を乱れさせてしまう 良いことも記して終わりにしよう
若いころ 音楽が好きになった コンサートにも良く行った
ピアノの音にも憧れ 他人の家から流れてくる練習の音も立ち止まって聞いた
仕事の付き合いでスナックにも行った ピアノ伴奏で歌わせてくれる
ああ ピアノが弾けるなんて素晴らしい そう思っていたが単なる憧れに近い
それが今では まさかの 私がピアノを弾き 皆さんが楽しそうに歌っている
添乗員時代は 必ずハーモニカを持参してバスの中で披露した
まさか 添乗員がハーモニカを演奏してくれるなんて お客様は大喜びである
立ち寄り先にピアノがあれば 皆さんを歌わせてしまう 思わぬサプライズに大きな拍手が起こる
私の孫娘と娘 世に言うじいちゃんらしいことは何もしてあげられなかった
それが まさか 二人で私を温泉旅行に連れて行ってくれるとは予想も出来ない
嬉しくて しみじみ幸せをかみしめたものだ
まさかそんなこと 毎日 自分のことでもニュースでも起こっている
豊洲の大きな空間 おしどり夫婦の離婚 まさかあの人がと思うことばかり
これが人生 波乱があってこそ 平穏の有難さがわかる 私だってこの歳で恋する? まさかぁ~
最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m
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