カラオケは日本が生みだした世界の文化である
それまでは 歌を歌うことは 一部の芸能人や 歌手の世界だった
今では のど自慢を聴いても プロかと思うほど聴かせる方が多い
ただ 演歌など上手に歌える方でも 生演奏になると 歌の出だしや音程を捉えにくい
あの流れる歌詞のテロップに慣れてしまって 音を聴く これについて行けないのだ
高齢者は 昔はカラオケもテレビも無い 伴奏の音を聴き 歌うことは苦にならない
私のバンド コーヒーブレイクは 以前 夏になるとビアガーデンで生伴奏した
お客さんがビールを飲んで ほろ酔いでマイクの前に立つ
ここで上手に歌える方は 音感も良く 実際にもかなりの歌い手だと見る
実際に伴奏にピタリと合う為 演奏する私たちもリズムに乗るし心地良い
ところが音を聴けない人は 出だしも分からない 途中でも音程もリズムも狂う
こうなると 伴奏も懸命に歌に合わせるが 少し合うと また狂うから疲れる
基本は歌う人に合わせる 歌って楽しい 楽しかったと想わせることが大切だ
下町のうたごえ 昔から歌声喫茶や歌の好きな方は 伴奏に良く付いてくる
ここでは 皆さんが伴奏に歌を合わせることに慣れているのだ
昨日は 恒例の踊りのグループと 介護施設に行く
私は ここでは音楽療法より慰問と心のあり方を決めて 楽しく伴奏をする
いつものようにする私のトークは全くしない 40分の枠の中で多く歌って貰いたいから
それでは 施設の皆さんと私の心が通うかなと言うと これが素晴らしく良い
終われば数人の方が ご苦労さんと私に声を掛ける
前列に座っている方と握手すれば 涙を浮かべて喜ぶ女性も居る
今では ピアノを弾く高齢の男性も珍しくないが 昔の方なら一目を置く
英語などペラペラしゃべれる方に 素敵と思う心と似ているのだろう
そういう意味で 高齢の女性たちは私と握手するだけで心が躍るのか
ここでのうたごえは 勿論 皆さんに歌って貰うことだ
歌詞の模造紙を張ってくれたりする踊りの方たちは 荷物を運んでくれたり積極的
歌も廻りで歌って盛り上げる マイクを歌えそうな方に手渡す
施設の利用者さんがマイクを持って歌う 他の方たちも歌っている
これが 意外と難しいのだ 歌が好きなだけで 伴奏についてこない時がある
他の方たちも歌っているので この方だけに伴奏を合わせるわけにいかない
なるべく正確な方に合わせるが マイクの声が皆さんをリードしてしまう
気持ち良く歌って貰う 皆さんが楽しかったと思える時間であって欲しい
新人の男性スタッフもマイクを向けられる カラオケに慣れているのか伴奏とズレる
踊りのグループが踊ると 利用者さんは その華やかさにまず眼が行く
そして知っている歌では 手拍子を取り 踊りに合わせて手が踊っている
舞踊の方が一曲踊る さすがに立ち居振る舞いと言うか 手指まで上品だ
最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m
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