老人介護施設へ 踊りのグループと共に毎月訪れる
踊りでは何曲か披露したり 私の音楽では一緒に歌う
しかし 慰問や音楽療法と言う前に 気持ちとしては施設の方に会って来る
こんな表現もまた一つの心である
毎月行けば 顔も覚えてくるし 情も湧いてくる
あの人や この人と会って 笑顔やその日の様子を見る
勿論 いつもと同じ笑顔 体調が示されれば嬉しいものである
始まる前に 少し何人かと短く会話する
いつも有難うね 待っていたよと 昨日も挨拶された
そして 私たちの時間が始まり 1時間が過ぎていく
踊りに対しては 相変わらず心が盆踊りに参加しているのだろう
小さな手拍子や 身体が揺れる 指が動く
車椅子ではあるが 本来なら踊りだしたいだろうと思う
私の歌の時間は 最近 少しづつ みんなの声が大きくなっている
歌えない人も 手拍子が僅かに見える
じっと見ているだけの人は 認知のかかっている人だ
それでも表情は明るい 何かを訴えているようにも見える
眼が合えば 何となく嬉しそうに見えぬ挨拶が返って来る
来月も 私は認知症クラスへの音楽療法を この施設から依頼された
明日は下町のうたごえ 亀戸カメリアホール2階 14時~です
ご参加をお待ちしています
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