各回の挑戦者数·視聴率·特徴
回数(年) 参加者 視聴率 その他
第1回大会(1977年) 404名 約25% 日本テレビ開局25年記念番組、初開催。
第2回大会(1978年) 700名 23.9% 新東京国際空港(現:成田国際空港)開港
第3回大会(1979年) 1362名 23.9% ドボンクイズ、バラマキクイズ初登場 テーマ曲がこの回から固定
第4回大会(1980年) 2707名 29.9% ○×ドロンコ初登場 唯一の女性チャンピオン
第5回大会(1981年) 6473名 27.2% 第1問を球場前で発表 メキシコ初訪問 奇襲クイズ·通せんぼクイズ初登場
第6回大会(1982年) 7332名 27.2% アラスカ初上陸 双子神経衰弱クイズ初登場
第7回大会(1983年) 10203名 34.5% サポートアナ初同行 史上最大の敗者復活戦王者、予選免除されるもグアム敗退 カナダ初上陸 急病で脱落者発生 最高視聴率
第8回大会(1984年) 11048名 23.1% 初の全都道府県からの参加 大声クイズ・ジョギング(マラソン)クイズ初登場 海底クイズでバハマ初入国
第9回大会(1985年) 11751名 22.2% ヨーロッパ初上陸、パリ決戦 団体クイズ初登場
第10回大会(1986年) 17162名 26.8% ジャンケン→腕相撲 成田で第1CP 南北分裂ルート、南北王者ニューヨークで激突 ※放送ライブラリーで視聴可能
第11回大会(1987年) 18017名 20.4% 福留引退を宣言するも、徳光と高島忠夫の説得で宣言撤回 久伊豆(クイズ)神社で第二次予選 米墨国境一足飛び タイムショック初登場、唯一の3人決勝
第12回大会(1988年) 20774名 17.9% 定年45→50歳に延長 東京ドームで初開催 アラスカからフェゴ島まで南北アメリカ大縦断 放送時間が再び短縮 五週連続の放送に
第13回大会(1989年) 24115名 16.6% 第1問新聞発表 ルート紹介がCG オーストラリア·ニュージーランド初上陸 トマト戦争初登場
第14回大会(1990年) 26735名 15.0% 第1問早朝TV発表 タヒチ上陸 アメリカ本土をバスのみで横断 バックトゥザフューチャークイズ登場
第15回大会(1991年) 28523名 18.1% 厳しいサバイバル重視の大会に。福留功男引退、福澤朗登場 電飾ルート紹介が復活 一次予選通過者130名に拡大、敗者復活廃止 ジャンケン一本勝負 ドミニカ共和国で涙の新大陸獲得クイズ 再び四週連続の放送に
第16回大会(1992年) 26121名 14.6% レギュラー開催最後の年 ラサール石井が参加、東京ドーム敗退 再びルート紹介がCGに 敗者復活が復活(ジャイアント馬場のビデオメッセージ) ○×ドロンコ無し(第6回以来)
今世紀最後(1998年) 50453名 21.2% 6年ぶりの復活 年齢制限撤廃 ピカイチ芸予選 相次ぐ新機軸形式クイズ NYで準決勝 生放送○×ドロンコ決勝 ※放送ライブラリーで視聴可能
ルート
総ての大会に於いて、ニューヨークでクイズが行われている。ニューヨークで決勝戦が実施されなかった第9回と"今世紀最後"でも、チェックポイントとしてニューヨークは重要な位置に置かれた。
第1回(参加404人) - 後楽園球場(80人通過) → 羽田空港(40人通過) → 機内(30人通過) → グアム(20人通過) → ハワイ(10人通過) → サンディエゴ(6人通過) → フェニックス(5人通過) → ダラス(4人通過) → ニューオリンズ(3人通過) → アトランタ(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第2回(参加700人) - 後楽園球場(100人通過) → 成田空港(50人通過) → 機内(40人通過) → サイパン(20人通過) → ハワイ(10人通過) → サンフランシスコ(9人通過) → レイクタホ(8人通過) → リノ(7人通過) → デンバー(6人通過) → シカゴ(5人通過) → ナイアガラ(4人通過) → ボストン(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第3回(参加1362人) - 後楽園球場(100人通過) → 成田空港(50人通過) → 機内(40人通過) → サイパン(20人通過) → ハワイ(10人通過) → ロスアンゼルス(8人通過) → グランド・キャニオン(7人通過) → ツーソン(6人通過) → サンアントニオ(5人通過) → ヒューストン(4人通過) → マイアミ(3人通過) → ワシントンDC(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第4回(参加2707人) - 後楽園球場(100人通過) → 成田空港(50人通過+1人復活) → 機内(最下位1人サイパンに置き去り/40人通過) → グアム(20人通過) → ハワイ(10人通過) → サンフランシスコ(9人通過) → ソルトレイクシティ(8人通過) → イエローストーン(7人通過) → コロラドスプリングス(6人通過) → アルバカーキ(5人通過) → ニューオリンズ(4人通過) → プエルトリコ(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第5回(参加6473人) - 後楽園球場(100人通過) → 成田空港(50人通過+5人復活) → 機内(45人通過) → サイパン(20人通過+10人復活) → ハワイ(14人通過) → ホノルル空港(ロサンゼルスで結果発表/13人通過) → ラスベガス(12人通過) → アカプルコ(11人通過) → メキシコシティ・プラサメヒコ(10人通過) → テオティワカン(9人通過) → フェニックス(8人通過) → エルパソ(6人通過+1人復活) → ヒューストン(6人通過) → メンフィス(4人通過) → ノックスビル(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第6回(参加7332人) - 後楽園球場(100人通過) → 成田空港(49人通過+1人復活) → 機内(40人通過) → サイパン(20人通過+帰国直後に4人復活) → アラスカ(12人通過) → ロスアンゼルス(11人通過) → バーストー(10人通過) → モニュメントバレー(8人通過)→ ダラス(7人通過) → ニューオリンズ(6人通過) → ルイビル(5人通過) → ワシントンDC(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第7回(参加10203人) - 後楽園球場(100人通過) → 成田空港(50人通過+1人復活) → 機内(40人通過) → グアム(24人通過) → ハワイ(12人通過) → バンクーバー(11人通過後、1人急病のため帰国) → ジャスパー(9人通過) → ロスアンゼルス(8人通過) → デスバレー(7人通過) → レイクパウエル(6人通過) → セントルイス(5人通過) → ナイアガラ(4人通過) → オルバニー(3人通過) → ボストン(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第8回(参加11048人) - 後楽園球場(100人通過+1人復活) → 成田空港(51人通過+3人復活) → 機内(40人通過) → グアム(25人通過) → グアム2(24人通過) → ハワイ(12人通過) → サンフランシスコ(11人通過) → リノ(10人通過) → フェニックス(9人通過) → ラピッドシティ(8人通過) → ダコタ(6人通過+1人復活) → インディアナポリス(6人通過) → キーウエスト(5人通過) → バハマ(4人通過) → フィラデルフィア(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第9回(参加11754人) - 後楽園球場(100人通過+1人復活) → 成田空港(50人通過+9人復活) → 機内(45人通過) → グアム(30人通過) → ハワイ(15人通過+3人復活) → サンフランシスコ(12人通過+4人復活) → ヨセミテ(14人通過) → ロスアンゼルス(13人通過) → ラスベガス(12人通過) → アルバカーキ(11人通過) → ナッシュビル(10人通過) → オーランド(9人通過) → アナポリス(8人通過) → アトランティックシティ(6人通過+1人復活) → ニューヨーク(6人通過) → ロンドン(5人通過) → ドーバー(4人通過) → ドーバー海峡横断(2人通過) → パリ(優勝者決定)
第10回(参加17162人) - 後楽園球場(100人通過+10人復活) → 成田空港(55人通過+15人復活) → 成田空港2(35人通過、敗者35人は敗者復活戦へ) → 機内(33人通過+10人復活) → グアム(28人通過) → ハワイ(21人通過+1人復活) → シアトル(17人通過) → モハーベ砂漠(16人通過) → ロスアンゼルス(15人通過) → モニュメントバレー(13人通過) → エルパソ(12人通過) → ダラス(11人通過) → アトランタ(10人通過→北米・南米ルートへ5人ずつ) → 【北米】オーランド【南米】ラパス(それぞれ4人ずつ通過) → 【北米】マイアミ【南米】チチカカ湖(それぞれ3人ずつ通過) → 【北米】ナイアガラ【南米】リオデジャネイロ(それぞれ1人ずつ通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第11回(参加18017人) - 後楽園球場(100人通過+4人復活) → 久伊豆神社(103人通過) → 成田空港(52人通過。敗者は名古屋での敗者復活戦に回り、7人復活) → 機内(40人通過。それとは別に、敗者復活者7人も機内でクイズを行い、うち3人通過) → (勝者便40人中成績下位3人と敗者復活者3人による"入れ替え"クイズを行い、うち3人通過) → グアム(28人通過) → ハワイ(21人通過+3人復活) → ロスアンゼルス(12人通過) → パームスプリングス(11人通過) → デビルスタワー(10人通過) → バッドランド(9人通過。うち2人は次チェックポイント免除) → リンカーン(6人通過) → チチェンイッツァ(7人通過) → カンクン(6人通過) → マイアミ(4人通過+1人復活) → ワシントンDC(4人通過) → ニュージャージー(3人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第12回(参加20774人) - 東京ドーム(100人通過) → 成田空港(50人通過+5人復活) → 機内(40人通過) → グアム(20人通過) → バロー(15人通過+3人復活) → アラスカ鉄道〈フェアバンクス→アンカレッジ〉(15人通過) → サンフランシスコ(14人通過) → パシフィカ(13人通過) → ラスベガス(11人通過) → モハーベ砂漠(10人通過) → サンパウロ(9人通過) → イグアス(8人通過) → ブエノスアイレス(7人通過) → フェゴ島(5人通過+1人復活) → ゲインズビル(5人通過) → ワシントンDC(4人通過) → ゲディスバーグ(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第13回(参加24115人) - 東京ドーム(100人通過+4人復活) → 成田空港(52人通過+3人復活) → 機内(40人通過) → グァム(25人通過) → グァム2(24人通過) → ゴールドコースト(18人通過+4人復活) → モーリー(14人通過) → ブルーマウンテン(13人通過) → シドニー(10人通過+1人復活) → クイーンズタウン(10人通過) → ショットオーバー(9人通過) → ロサンゼルス(7人通過) → ツインレークス(6人通過) → チムニーロック(5人通過) → メンフィス(4人通過) → ボルティモア(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第14回(参加26735人) - 東京ドーム(100人通過+1人復活) → 成田空港(50人通過+5人復活) → 機内(40人通過) → グァム(24人通過) → タヒチ(12人通過+5人復活) → タヒチ2(16人通過) → オレゴン街道(12人通過+1人復活) → グランドテイトン(12人通過) → ソルトレーク(10人通過) → アーチーズ(8人通過) → ツインレークス(7人通過) → レバノン(6人通過) → エリー(5人通過) → レイクミシガン(4人通過) → キティホーク(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第15回(参加28523人) - 東京ドーム(130人通過) → 成田空港(65人通過) → 機内(40人通過) → グァム(26人通過) → ハワイ(13人通過) → ロサンゼルス(12人通過) → モハーベ(11人通過) → サンシティ(10人通過) → エルパソ(9人通過) → ジャクソン(8人通過) → ニューオリンズ(7人通過) → ドミニカ共和国(6人通過) → オーランド(5人通過) → オーランド2(4人通過) → ヨークタウン(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
第16回(参加26121人) - 東京ドーム(100人通過) → 成田空港(50人通過+5人復活) → 機内(40人通過) → グァム(24人通過) → ハワイ(12人通過) → ハワイ2(11人通過) → サンフランシスコ(9人通過) → キャメロンパーク(8人通過) → レイクパウエル(7人通過) → サンタフェ(5人通過+1人復活) → アトランタ(5人通過) → フロリダキーズ(4人通過) → フィラデルフィア(2人通過) → ニューヨーク(優勝者決定)
"今世紀最後"(参加50453人) - 東京ドーム(100人通過+28人復活) → 成田空港(70人通過。うち1人は一足先にアメリカ本土上陸) → 機内(42人通過) → グァム(21人通過) → グァム2(20人通過) → ハワイ(10人通過) → (一足先にアメリカ本土上陸した挑戦者に対し"合流クイズ"出題→正解し、合流決定。挑戦者数11人に) → サンフランシスコ(8人通過) → レイクパウエル(7人通過) → シルバートン(6人通過) → デュランゴ(4人通過+1人復活) → テキサス(4人通過) → ニューヨーク(2人通過) → 西インド諸島(優勝者決定)
歴代優勝者/優勝賞品
第1回/松尾清三(京都)/ラスベガスの土地1エーカー(砂漠のど真ん中)
第2回/北川宣浩(東京)/ニューヨークの最高級ホテル宿泊権(家族2人を呼んで1泊)
第3回/宗田利八郎(福島/愛称"ブッチャー")/競走馬一頭(数え年8歳)
第4回/山口由美(千葉/愛称"ハチマキ娘/当時の姓は"上田")/1人乗り小型飛行機(自分で組み立てなければならない)
第5回/真木法男(東京/愛称"メガネカマキリ")/テキサスの油田採掘権(出るかどうかの保証なし)
第6回/高橋直樹(静岡/体重100キロの巨漢)/世界一周の旅(ローマ→アテネ→カイロ→バンコク→ホンコン、1週間で回った)
第7回/横田尚(東京/新宿駅前の旅館の若旦那)/カナダ産ログハウス(自分で丸太を切って組み立てなければならない)※カナダ西部のカムループスで贈呈
第8回/石橋史行(東京)/高級クラシックカー(自分で組み立てなければならない)※マイアミで贈呈
第9回/金子孝雄(埼玉/愛称"林真理子")/1人乗り小型潜水艦("お母様やった号"と命名)「ウェット型」と言う形式で潜水艦内部に水が入ってくるため乗員はアクアラング等が必要※サイパンで贈呈
第10回/森田敬和(東京)/熱気球(3人乗りの本格派・中古品)※アルバカーキで贈呈
第11回/稲川良夫(岐阜/名古屋で敗者復活)/カナダ東部のノバスコシアに浮かぶ"島"(満潮時には畳一畳分を残して水没する)
第12回/瀬間康仁(京都)/バイオマリンスポーツセット一式(馬1頭と水上スキー)※フロリダ州のウィンターヘブンで贈呈
第13回/長戸勇人(京都)/冷凍人間保存の会員権(上手く利用すれば、永遠に生きられるかも?)
第14回/佐藤光邦(東京/愛称"田園調布の黄門様")/ラスベガスのカジノのオーナー権(ネバダ州ではなく、ニューメキシコ州ラスベガス村の"牛糞ビンゴ")
第15回/能勢一幸(埼玉/優勝経験のないクイズ番組常連)/プライベート温泉(熱い源泉と川の水を自分で混ぜ合わせた)後に「クイズ$ミリオネア」で一千万円を獲得。
第16回/田中健一(東京/愛称"ミニラ")/ワイン用ブドウ畑(1列のみだが、それでもビン500本分のブドウを収穫できる)
今世紀最後/小川圭太(京都)/高級ハウスボート(すぐさま爆破して魚礁に)
優勝商品の多くはほとんど(あるいは全く)役に立たないものであり、役に立つものであっても税金などの経費負担が重く結局手放さなければならない場合がほとんど(初年度のみ日本テレビが諸経費を負担。第16回のブドウ畑など)だが、中には第11回の稲川が獲得した島のように、その後長期に渡って保有している例もある。
テーマ曲
トランペット奏者メイナード・ファーガソンの「Theme From Star Trek(スタートレックのテーマ)」。最後の部分だけ同じメイナード・ファーガソンの「The Cheshire Cat Walk(チシャ猫のウォーク)」が繋げられている。この曲は第3回~第16回、『今世紀最後』で使用された。
第16回ではリニューアル版が使用され、番組オリジナルサントラにも収録されているが、第3回~第15回と『今世紀最後』にて使用された原曲に人気があるようである。
第1回・第2回では別の曲が使用されている。第1回大会で使用された曲は、ヘンリー・マンシーニ楽団の「THEY'RE OFF!」という、映画「THE GREAT RACE」の中で使用された曲。第2回大会で使用された曲は、クインシー・ジョーンズの「Champ Change」という曲である。
とにかく、第1回からすべての回を見た。出場したかった。自宅にビデオで残っていたものをすべてDVDに焼き直し、「永久保存版」としている。この番組は「とてつもなく大規模のクイズ番組でありながら、『人間ドキュメンタリー』だった」。日テレらしい、他局ではできない企画。元々は「テレビマンユニオン」の考えた企画と聞いたが、それにしても、それを17回もやるのは、日テレしかありえない。「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」も大好きだった。今ではああいう無茶な番組は放送できないだろう。規制緩和といいつつ、テレビ番組の「おふざけ度」に関して、視聴者・・・というより社会の目が厳しくなっている。テレビって、何でも飛び出す「オモチャの缶詰」と僕は思っているのに・・・