旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

休日はローカル線で 北信濃錦繍とへぎ蕎麦と八海山

2013-11-20 | にいがた単身赴任始末記

飯山駅から線路沿いを北へ歩くと、雁木通りには仏壇・仏具の店が軒を並べる。
そのまま北飯山方面に歩いた寺町の一角、西教寺山門には紅葉が鮮やかに色付いているね。

飯山線は信越本線と上越線を結ぶ千曲川に寄り添い走るローカル線、
日本最大の豪雪地帯そして唱歌「故郷(ふるさと)」の情景の中を走っていく。
起点の豊野町は信州りんごの産地、駅前広場の時計台もりんごを模しているね。

起点から20km、沿線の中心駅飯山に着く。寺の町らしくでホームには鐘楼がある。
帰省する人がほっとする情緒ある駅舎も、2015年3月の北陸新幹線延伸開業で姿を消す。

数100m長野寄りに姿を現した新しい飯山駅、壁面のグリーンの駅名サインはまだシートが被っている。
戸狩野沢温泉から先、県境を越える列車は半分になる。
県境の駅森宮野原に『7.85m日本最高積雪点駅』の標柱、ここは日本一の豪雪地帯なのだ。
車窓は錦に染まった山々の中、きっと半月もしないうちに一面モノトーンの世界になる。

県境を越えて約40分、十日町は金沢へ向かう "特急はくたか" が走る北越急行との連絡駅。
高架ホームの北越急行線は首都圏の私鉄駅を思わせ、飯山線とは対照的な雰囲気だ。

「雪と着物と蕎麦の町」十日町の小嶋屋本店、布海苔がつなぎの “へぎそば” は歯ごたえと喉ごしが楽しい。

駅に戻る途中で車中酒に、尾根ひとつ隔てた南魚沼の 八海山生酒 “越後で候” を択ぶ。
終点の越後川口までは約30分。地酒をちびりちびり愉しんであっという間なのだ。

故郷(ふるさと) / 島谷ひとみ