京成本線から千葉線、新京成線が分岐する京成津田沼駅は電車の発着が頻繁、駅至近は開かずの踏切だ。
千葉線の発車は5番線、正確に10分を刻み、ちはら台行と千葉中央行が交互に出発する。
千葉に城があるなんて知らなかった。もっともこの天守閣風の建物は史実とは別のもの。
1126年、千葉氏の祖がこの台地に築城した亥鼻城(千葉城)は、きっと砦のようなものだったことだろう。
さて、途中下車した千葉中央駅は千葉線の終着駅、ここから先は千原線となる。
名称が違うのは千原線は旧千葉急行電鉄の路線、他の京成線とは運賃体系が別なのだ。
バブル期にニュータウンへのアクセス路線として開業した3セク鉄道の千葉急行電鉄。
どうやらその崩壊とともに経営が立ち行かなくなったらしい。
終点ちはら台駅から先に延びる鉄路は、凍結状態の延伸計画を物語っている。
京成千葉に戻って串酒場「伝助横丁」へ。まだ午後2時だけど席の半分が埋まってる。
昼呑みの需要ってのは意外とあるんだね。若いカップルだってチラホラ見かける。
まずは生ビールを呷る。肴は "たこぶつ" だ。
"串かつ5点盛" と "冷やしトマト" を肴に2杯目からはホッピーを楽しむ。
'70~'80年代のアイドルを聴く怠惰な午後。そう、聞こえてきたのは「春ラ!ラ!ラ!」だ。
<40年前に街で流れたJ-POP>
春ラ! ラ! ラ! / 石野真子 1980