旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

最短のローカル線で紀州美人に会いに行く 紀州鉄道を完乗!

2017-04-03 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 JR御坊駅から営業距離2.7kmという日本最短のローカル線・紀州鉄道が走る。
御坊には岸野酒造本家という小さな酒蔵があって「紀州美人」と云う酒を醸している。
美人と聞いては会いに行かずに居られない。で単行レールバスに揺られてみる。

 

紀州鉄道のレールバスは、御坊駅の0番ホームからディーゼルの匂いを残して走り出す。
この便にはツアーご一行が乗り合わせて、いつもと違って賑やかな車内だ。
イラストの「宮古姫」は 聖武天皇の生母藤原宮子で、ここ御坊の出身と云う伝説がある。

レールバスは平均時速20kmでノロノロと、否ヨロヨロと走って行く。
学問、紀伊御坊、市役所前と停まって、約8分で西御坊に終着する。

岸野酒造本家は、本願寺日高別院の近く、旧い土蔵屋敷が残る一角にひっそりと在る。

ご主人曰く、そもそも醸造量が少ない「紀州美人」は地元の酒屋にも並ばない。
店先でひっそりと販売し、あとはネット通販、否メールで注文を受けて発送している。

 

土産に "紀州美人 手造り純米吟醸" を求める。ご主人曰く芳醇でフルーティな辛口の酒だ。
鮮やかなラベルの720mlは未だ我が家の小さなセラーに眠っている。

紀州鉄道 御坊~西御坊 2.7km 完乗

     

ブーメラン・ストリート / 西城秀樹 1977