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旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

JY08 山手線立ち呑み事情 魚がし日本一@西日暮里

2022-07-16 | 大人のたしなみ

 夕暮れの西日暮里駅ガード下に立ち食い寿司の店を見つけた。ここで一杯やったら立ち呑みになるね。
っという訳で、立ち呑みで巡る山手線の旅、8回目の途中下車は西日暮里、今夕鮨を抓みながら呑む。

20人くらい立てるかな、底辺が極端に短いL字カウンターの中に二人の寿司職人、清潔感に溢れる店内だ。

ホワイトボードには定番酒の他に二銘柄、先ずは “純辛墨廼江” を択ぶ。石巻の酒が寿司に合わない訳がない。
あるじゃぁないの絶好のアテが、“ねぎとろこぼれ” だって。これは嬉しいね。呑み人はこれに目がない。
山葵たっぷりに、箸先でネギトロを突っつく。スカッと辛口、キリッ酸味の夏純米で流して美味しい。

本日のお薦め3貫セットは、“こしょう鯛” に“漬けまぐろ” それに “まぐろとアボカドのサラダ軍艦”。
このトリオの奏では味わっておきたい。すかさず陶の酒器に “鷹勇” が注がれる。これも鳥取は漁港の町の酒。
雄大な大山のふもとの蔵だから、いつか山陰本線を潰すときには訪ねてみてもいいな。

定番ネタは一貫75円・100円・125円を二貫ずつ注文するお作法、高級ネタは一貫から握ってくれる。
少し高めの回転寿司の価格設定だけど味には大満足、市中の寿司屋さんに飛び込むよりも確かかもしれない。

酒に気持ちが大きくなった呑み人、好きなネタ食べたいネタを奔放に抓んで、結構なお勘定になってしまう。
もとよりこの手の店に長居するのは粋ではないな、反省しきりなのだ。それでは次回、田端で仕切り直しを。

<40年前に街で流れたJ-POP>
ラ・セゾン / アン・ルイス 1982