甘味と酸味が調和した “蓬莱泉 和” は設楽郡の酒、藤色のレベルがいいね。
そしてアテの小鉢は “こはだ 卯の花和え”、渋いでしょう。こはだの酢〆をおからに絡めて美味しい。
名古屋駅の近くに柳橋中央市場ってのが在って、場内やその周辺には気の利いた酒場が点在している。
奥行きのある木のカウンターで、地の食材を使った一品料理と地酒を味わう。ご機嫌なお店でした。
一番搾りを馴染ませながら、黒板の「おすすめの一品」を択ぶ。これが楽しい。
お通しはちょっと贅沢に “鯛の押し寿司”、昆布締めにした鯛の旨味がいい。
“ポテトサラダ” をレンゲで崩すと、中に薫製たまごが入っている。トッピングしたいくらが彩を添える。
ポテサラの下には、千切りにしたポテトのフライが敷いてあって、二通りにも三通りにも楽しめる逸品だ。
知多半島の天然塩でいただくのは “厚切り三元豚の天然塩炭火焼き”、旨みと甘みが強調されるね。
代わって “長珍” は津島の酒、爽やかな口当たりでキレある辛口、洒落た錫の酒器で注げばなお旨い。
〆に “名古屋コーチンときの子の土鍋ご飯” をいただく。土鍋って開けた瞬間に広がる香りといいですね。
この週は名古屋オフィスで勤務、さすがに3日目の晩ともなると誰も構ってくれない。
っと云うことで、お楽しみの酒場探訪となる訳です。
当たりをつけておいた店が、文字通り「当たり」で、自分を褒めてあげたい今宵なのだ。
<40年前に街で流れたJ-POP>
君のハートはマリンブルー / 杉山清貴&オメガトライブ 1984