▲今日の散歩のお供は、ツアイス・プラナー85/1.4
▲銘入り プラナー85ミリ初期型
自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。
今朝の散歩のお供は、往年のアイドルレンズ(あるいは元祖大三元レンズ)であるツアイス・プラナー85/1.4です。
分不相応にも大学入学とほぼ同時に、高校時代のバイト代を全部注ぎ込み、RTS(1型)と一緒に購入したレンズです。
最近では中望遠や超広角の大口径レンズが各社から出るようになり、「大三元レンズ」などと称されるのが一般的になっているようですが、いわば元祖大三元レンズというのが、コンタックス用ツアイス・ディスタゴン35/1.4、プラナー50/1.4そして今朝の散歩のお供だったプラナー85/1.4です。
40年前の購入当時は、プラナーの存在感は他を圧倒しており、このプラナー85ミリを使いたいがためにコンタックス購入に踏み切るカメラ好きは決して珍しくありませんでした。
当初の相棒だったRTS(1型)はだいぶ前にRTS3実戦配備と同時に予備役に編入されましたが、このプラナーはニコンD4S実戦配備まで現役を務めたのち予備役編入、ソニーα7の実戦配備で再び現役に復帰しました。
さて、当時は大口径レンズを絞って使うのはもったいない、という今ではどうかなと思う風潮があり、私もその風潮にのってほとんど絞りは開放で使い、ピンボケ写真を量産していた覚えがあります。
このプラナーのウリと思われていた、開放近辺での画質は、実は相当に甘かったのですが、写りが悪いのは自分の腕のせいと、さらに開放で使ってぼやぼやの写真を量産しておりました。
そんなある時、写真レンズはF5.6で使う時に一番画質が良くなるように設計されていて、開放、最小絞りは5.6より画質が劣る、という話を聞きました。
そんなこともあるのかと、試しにフィルム一本全部F5.6で撮ってみたところ、それまでぼやぼやだった写真が一変!グッとシャープになり、それどころか何やら立体感まで出てきました!!
それ以来、このプラナーを使うときは少なくとも5.6には絞る、というのを鉄則としています。
後日、「レンズ白書」のテストレポートで、開放では全くダメだが、5.6まで絞ると急激に画質が向上する、というコメントを読み、深く合点した覚えがあります。
今でも持ち出すのが楽しいレンズの一本です。
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