▲枯らしちゃならない「荘川桜」の現状
GW直前に「荘川桜」を見に行ってきました。
「荘川桜」とは、世界遺産・白川郷のわきを流れる荘川の上流にある、御母衣(みぼろ)ダム建設によってできた、御母衣湖の畔にある2本のエドヒガンの巨木のことです。
歴代の御母衣発電所の所長案件として「荘川桜」は厳重に守られてきました。
それぞれ500年を超える樹齢とその大きさのため、枝が折れないように鉄骨や木材によって補助されています。
また、内部が腐らないよう、コールタールなどで表面を塗られています。
そのためもあるのでしょう、2本の「荘川桜」は旺盛な生命力で今でも見事な花を咲かせています。
ただ、「荘川桜」を間近に見た時に、鉄骨や木材の補助材が、既に意識のない老人を延命させるための胃ろうにみえなくもなく、少々複雑な気持ちになりました。
▲鉄骨や木材の補助材