新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

枯らしちゃならない「荘川桜」の現状

2022年05月29日 10時44分10秒 | 旅行
▲枯らしちゃならない「荘川桜」の現状


GW直前に「荘川桜」を見に行ってきました。

「荘川桜」とは、世界遺産・白川郷のわきを流れる荘川の上流にある、御母衣(みぼろ)ダム建設によってできた、御母衣湖の畔にある2本のエドヒガンの巨木のことです。

歴代の御母衣発電所の所長案件として「荘川桜」は厳重に守られてきました。

それぞれ500年を超える樹齢とその大きさのため、枝が折れないように鉄骨や木材によって補助されています。

また、内部が腐らないよう、コールタールなどで表面を塗られています。
そのためもあるのでしょう、2本の「荘川桜」は旺盛な生命力で今でも見事な花を咲かせています。

ただ、「荘川桜」を間近に見た時に、鉄骨や木材の補助材が、既に意識のない老人を延命させるための胃ろうにみえなくもなく、少々複雑な気持ちになりました。



▲鉄骨や木材の補助材


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする