新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

「食べ放題焼肉」のビジネスモデルがこれだ!!「焼肉キング」に行ってきました

2018年02月02日 06時25分49秒 | グルメ
▲ 「食べ放題焼肉」のビジネスモデルがこれだ!!「焼肉キング」に行ってきました


東京自由が丘のセレクトショップ、ブティック自由が丘101の新沼健です。

ブティック自由が丘101とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。

住まい近くのファミレス跡にできた「焼肉キング」に行ってきました。
当店は開店以来、連夜の満席を続けている様子が外からわかり、一度は行ってみようと思っておりました。

小綺麗な内装は、一昔前(大多数の焼肉屋は今でも)の「焼肉屋」のイメージのそれではありません。女性にも全く抵抗はないと思われました。

席に通されメニューを渡されます。
食べ放題が3種類。
メニューの作りを見ると、¥2980の100品食べ放題の「スタンダードコース」に強烈に誘導しています。
しかしあえて本日は、一番安い¥2680のコースと全品飲放題を注文。
お肉や料理のオーダーはテーブル上のタブレットで行います。

そこで見えてきたのが「食べ放題焼肉」のビジネスモデルです。

もともと「焼肉」業態はほぼ全ての調理をお客様がする事で、厨房スタッフの負担が他の料理屋さんに比べて低く、コストがかかりません。
また当店はオーダーをするのもお客様なので、ホールスタッフはお肉・料理を運ぶだけです。専門知識は不要なので経験不問、学生アルバイトだけで回せます。

¥2680のコースは58品食べ放題とうたっていますが、実際は「タレ」、「塩」、「味噌」、「レモン(アヤフヤ)」などのバリエーションで増やしているだけなので「お肉」の種類だけだと7〜8種類だけです。
しかも牛肉類はどうやってカットしたのだろうと思えるほど、芸術的なほど極薄にカットされています。
セントラルキッチン方式による原料肉の大量購入と芸術的極薄加工で原料コストを低く抑えているのでしょう。

またオーダーにも品数制限がある事、必要ないと断っているにもかかわらず、強制的に焼き網を替える事など、サッカーの国際試合でリードしている中東チームがやたらピッチに倒れこむ姿を連想するくらい、注文数を少なくする工夫がこらされています。

私が学生時代にも「ひこバンバン」という食べ放題焼肉チェーンがありましたが、そこはバイキング方式で食材は制限無く正に取り放題。
多分、無駄にされる食材がいっぱいあった事でしょう。また原料コストを下げるためか、何の肉か分からないものがいっぱいありました。そのせいなのか「ひこバンバン」は関東ではもはや横浜郊外にある店舗だけです。

そこそこお腹は満たされ、しかも「食べ放題焼肉」のビジネスモデルの真髄を見た、という感激とはうらはらに、食事そのものの満足感はかなり低く、家人などは「新宿の叙々苑に行きたい、新宿の叙々苑に行きたい、新宿の叙々苑に行きたい、新宿の叙々苑に行きたい、新宿の叙々苑に行きたい」と言い出すほどでした。

ただ、飲放題メニューに「キリンラガーの瓶」を入れていたのは断然評価します。

当店から徒歩1〜2分の所に別の焼き肉チェーン店があります。
料理自体はまずまずなのですが、営業時間が翌朝午前4時までというのが難点なのか、ホールスタッフが少なく、また、注文してから料理・飲み物が供されるまでものすごく時間がかかります。

メニュー数も相当多くあり、厨房スタッフの負担は「焼肉キング」とは比較にならない事でしょう。
私が車で行った事はないのですが、車を停めずらそうなのが、駐車場を見てわかります。「焼肉キング」はとても入れやすい。

そこが「焼肉キング」に対抗して¥2380の食べ放題を始めました。「う〜ん」どうなる事でしょう。


セレクトショップ ブティック自由が丘101
http://www.jiyugaoka101.com

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