表現69)Make it snappy.(早くしろよ!)
今回はきわめて口語的な表現を一つ。私たちが「早くして!」を英語で言えと言われたら、さて、なんと言うでしょう?僕ならば、まず頭に浮かぶのはQuick! ですね。そして、何かを早くしろというのであれば、Do it quickly. かな?
まあ、それでも意味は通じますが、今回は、もっと軽快な語調の言い回しをご紹介しましょう。この表現は日常ではよく使われますが、かなりくだけた言い方なので、使う時、使う相手には十分に気を付けた方がいいですね。だって、日本語でも、「~ですから」と言う時と、「~じゃん」っていう時、違いますもんね~(あ、これちょっと違うかな…ま、いっか)。ともかく、くだけた言い方だということだけは、しっかり覚えておいてください。
では、表現の分析(?)に入りましょう。問題は、snappy ですよね。もともとの単語は…そう、snap ですね。snap の意味は?「スナップ写真」?まあ、そういう意味もありますね。あとは?「スナップ、留め金」?なるほど、その日本語もありますよね。じゃあ、どうして「スナップ(留め金)」と言われるのか、知ってます?はい、それは、その留め金を留める時にある音がするからです。どんな音…そう、パチッ、あるいは、パチンという音ですね。その音を表わすのが、snapという単語です。
snap は、あと、ポキッ、ボキッ、カチッとかいう音も表わします。そして、そんな音を立てる行為、つまり、何かを折ったり、切ったり(プチン)する行為をする(動詞)ことも意味します。そして、そのくだけた形容詞形がsnappyというわけです。あ、お菓子でポッキーっていうのもありますね。英語では単語の語尾に –y を付けて、意図的にその言葉を幼く(くだけて)聞こえさせることがよくあります。例えば…potは、深い丸い容器のことを意味しますが、子供が便器のことを指す言葉として、pottyが使われます(他にもあるはずだが…?)。
え?でも、どうしてそれが「早く」になるかってですか?では、イメージしてください。さっき物を切ったり、折ったりする行為をsnapって言うって、言いましたよね。その行為を想像して、自分でしてみてください。どうです?その行為(動作)、すぐに終わったでしょ。だって、折ったり、切ったりする行為は、すぐに終わっちゃいますものね。え?もうわかった?
そうです!そういう語感から、snap は、「早く終わる簡単な事」「簡単にできること(楽勝)」という名詞としての意味も持っているし、「素早く動く」「機敏に行動する」といった動詞としての意味も持ちます。そして、それが形容詞(snappy)になると、「すばやく」「早く」という意味になり、make(~とする)it snappy(早く) となると、「それを早くしろ」になるわけです。どうでしょう、これで?
ずいぶん簡単な表現なのに、説明が長くなりました。え?早く先に進め(Make it snappy!)ってですか?はい、了解です…。では、いつもの会話でその使い方を確認してくださいね。Here you go!
Ed: Emily. The cab is out there already.
(エミリー、タクシーはもう来てるよ)
Emily: I'm almost ready. Just a minute.
(もうちょっとよ。ちょっと待って)
Ed: Emily. We will be late. Make it snappy.
(エミリー。遅れちゃうよ。早くしろよ)
Emily: I will. Okay. Let's go.
(わかってるわ。オッケー。じゃあ、行きましょう)
Ed: Oops! I forgot my wallet.
(おっと(ウープス)!財布忘れちゃった)
Emily: Come on, Ed. Make it snappy!
(何してるのよ、エド。早くしてよね)
Ed: Yes, Ma'am.
(ハイ、奥様…)
といった、和やかな(?)家庭の一こまの会話でした。今回の表現は、日常表現でもどちらかというと、かなりくだけた言い回しですので、その使い方、言い方にはくれぐれも気を付けて使ってみてくださいね。あんまり雑に言うと、「(何してんねん)はよせ~や」(男)、「(何してんの、あんた。)はよしてや」(女)(関西弁です…)みたいになりますので、ご注意を、ネ。All for now, guys. See you in the next story. Bye! Nao
今回はきわめて口語的な表現を一つ。私たちが「早くして!」を英語で言えと言われたら、さて、なんと言うでしょう?僕ならば、まず頭に浮かぶのはQuick! ですね。そして、何かを早くしろというのであれば、Do it quickly. かな?
まあ、それでも意味は通じますが、今回は、もっと軽快な語調の言い回しをご紹介しましょう。この表現は日常ではよく使われますが、かなりくだけた言い方なので、使う時、使う相手には十分に気を付けた方がいいですね。だって、日本語でも、「~ですから」と言う時と、「~じゃん」っていう時、違いますもんね~(あ、これちょっと違うかな…ま、いっか)。ともかく、くだけた言い方だということだけは、しっかり覚えておいてください。
では、表現の分析(?)に入りましょう。問題は、snappy ですよね。もともとの単語は…そう、snap ですね。snap の意味は?「スナップ写真」?まあ、そういう意味もありますね。あとは?「スナップ、留め金」?なるほど、その日本語もありますよね。じゃあ、どうして「スナップ(留め金)」と言われるのか、知ってます?はい、それは、その留め金を留める時にある音がするからです。どんな音…そう、パチッ、あるいは、パチンという音ですね。その音を表わすのが、snapという単語です。
snap は、あと、ポキッ、ボキッ、カチッとかいう音も表わします。そして、そんな音を立てる行為、つまり、何かを折ったり、切ったり(プチン)する行為をする(動詞)ことも意味します。そして、そのくだけた形容詞形がsnappyというわけです。あ、お菓子でポッキーっていうのもありますね。英語では単語の語尾に –y を付けて、意図的にその言葉を幼く(くだけて)聞こえさせることがよくあります。例えば…potは、深い丸い容器のことを意味しますが、子供が便器のことを指す言葉として、pottyが使われます(他にもあるはずだが…?)。
え?でも、どうしてそれが「早く」になるかってですか?では、イメージしてください。さっき物を切ったり、折ったりする行為をsnapって言うって、言いましたよね。その行為を想像して、自分でしてみてください。どうです?その行為(動作)、すぐに終わったでしょ。だって、折ったり、切ったりする行為は、すぐに終わっちゃいますものね。え?もうわかった?
そうです!そういう語感から、snap は、「早く終わる簡単な事」「簡単にできること(楽勝)」という名詞としての意味も持っているし、「素早く動く」「機敏に行動する」といった動詞としての意味も持ちます。そして、それが形容詞(snappy)になると、「すばやく」「早く」という意味になり、make(~とする)it snappy(早く) となると、「それを早くしろ」になるわけです。どうでしょう、これで?
ずいぶん簡単な表現なのに、説明が長くなりました。え?早く先に進め(Make it snappy!)ってですか?はい、了解です…。では、いつもの会話でその使い方を確認してくださいね。Here you go!
Ed: Emily. The cab is out there already.
(エミリー、タクシーはもう来てるよ)
Emily: I'm almost ready. Just a minute.
(もうちょっとよ。ちょっと待って)
Ed: Emily. We will be late. Make it snappy.
(エミリー。遅れちゃうよ。早くしろよ)
Emily: I will. Okay. Let's go.
(わかってるわ。オッケー。じゃあ、行きましょう)
Ed: Oops! I forgot my wallet.
(おっと(ウープス)!財布忘れちゃった)
Emily: Come on, Ed. Make it snappy!
(何してるのよ、エド。早くしてよね)
Ed: Yes, Ma'am.
(ハイ、奥様…)
といった、和やかな(?)家庭の一こまの会話でした。今回の表現は、日常表現でもどちらかというと、かなりくだけた言い回しですので、その使い方、言い方にはくれぐれも気を付けて使ってみてくださいね。あんまり雑に言うと、「(何してんねん)はよせ~や」(男)、「(何してんの、あんた。)はよしてや」(女)(関西弁です…)みたいになりますので、ご注意を、ネ。All for now, guys. See you in the next story. Bye! Nao