2人で持てば

日本ではあまり見かけませんが、
こちら中国では買いものの帰りの道でよくこんなのを見かけます。

一つの大きなレジ袋を2人で持っています。
狭い路地を横に並んでいますので、とても迷惑です。
あ~~あ、仲がよくて、い~~ね。
こちとら急いでんでぃ、邪魔なんだよ

と、他人事のときには、眉間に皺を寄せ
追抜きざまに、チラ見していましたが・・・

実は、これは理にかなっていることが分かりました。
一人で重い買い物袋をもつよりも、
2人で仲良く持っていったほうが
全然軽い。
昔、物理で習った力の分散です。

えっ、なぜわかったかって・・・
あのお方の教えです。
・・・
ときどき、買い物に付き合わされます。
そのとき、『アナタ、コッチ、モツネ』と
レジ袋の片側を持たされます。
そうです。
私が、さげすんでいたあの形です。
後ろから、さげすんでいるような視線を感じます。

が、本当に軽い。
『チカライレタラ、ダメ。腕ハ、ノバシテネ』
と、持つ姿勢まで指図されますが、本当に軽く感じます。
ときどき、全く重みを感じなくなる時がありますが、
たぶんその時は、相手に全部の重さが負担されているときなのでしょう。

重い荷物、二人で持てば、重くない
重い荷物、二人で持てば、道の邪魔
オソマツ

四十九日

今日、日本では先月他界した太太のお父さんの
四十九日法要です。
仕事の都合でどうしても帰国することができませんでした。
太太ごめん・・・ほんとに

Wikipediaによると、四十九日とは、
発祥のインド仏教においては、没後49日目に、次にどの世界に生まれ変わるかが決まるのだそうだ。
日本では、宗旨によって考えは様々であるが、人は死後、魂を清めて仏になる為に中陰の道を歩き、
あの世を目指す。その所々の審判の門で生前の罪が裁かれる。
罪が重いと魂を清めるため地獄に落とされるが、遺族が法要を行い、お経の声が審判官に届けば赦される。
それが7日毎に行う法要なのだそうで、七七日（なななのか）（四十九日）は、
「大練忌（だいれんき）」というもっとも重要な法要とされる。

なくなられたGメンこそ、丹波哲郎さんが、晩年霊界案内人と称して
『大霊界』なる映画を作られたことがありました。
わたしも観ましたが、まさにあの世までの旅を案内してくれていました。

生きとし生けるものは、天が定めた寿命をもって
生まれてきて、この世で魂の修行をして、その終点、死を迎えます。
そして、魂の修行が不足すればまた修行の旅に出て
魂の終点、天上界を目指します。
一度けがれた魂は清めるために地獄に行きます。
・・・のかな？
残念ながら今の生ではまだ死んだことがないので
わかりませんが・・・
たしか、丹波さんの映画ではそんな感じだったと記憶しています。

わたしは、日本にいた時はよく太太に
『オイラは、もう生まれ変わらない。なぜなら天上界に行ってしまうからネ。』
などと、冗談を言い合っていましたが、
ここ中国に来てから、あるいは来ることを決めた時から
私は、家族・親に対して不義を働いてしまったので、
おそらく天上界とは真逆の世界で
修行を積まなければいけないのだろうな。
そんな気持ちです。

お義父さん、無事にお義母の待つ、
あの世についたでしょうか？

今日は起きたら華蔵寺にお参りに行こうと思います。

それは違うだろ

四川省成都市の税関当局が２０１１年１～３月に同省から輸出された液晶テレビが、
前年同期比８１％減の１万７０００台にとどまった。金額ベースでも同８１．４％減の３４４万米ドル、
このうち３月の輸出台数は前月比９３．３％減の３５６台に落ち込んだと発表しました。
税関関係者は、世界の家電市場の低迷に加え、東日本大震災の影響で、液晶パネルや半導体など日本から
の中核部品の調達に支障が出ているためだと分析しているそうです。

81%減というのはすごい落ち込みです。
でも、この記事の数字を計算してみると、
去年月平均３万台だったのが、
今年は1月約11,000台、2月約5,900台、3月約400台ということになりますし、
日本の震災があったのは3月中旬、部品供給に影響が出るのは早くても4月以降と
思われます。
震災がなくても、1月で50%以下、2月20%以下に落ち込んでいますので
日本の影響での落ち込みという分析は違うのではないでしょうか