わが購読紙に連載中の『ふる里の風景』の「ゼンマイ仕掛け」という文を読んでいたら、子どものころのあの時代にタイムスリップしたようで懐かしかった。（原文通り） 僕らが子どものころ、おもちゃの駆動は主としてゼンマイ仕掛けだった。たとえば模型自動車だと、胴体部分に双葉状のネジが付いていて、それを巻いて走らせた。当時の時計も同様にゼンマイ仕掛けだった。わが家の振り子付きの柱時計も、僕がその係で毎日ネジを巻 . . . 本文を読む
プロ野球で唯一の400勝を達成するなど史上最高の左腕投手。“カネやん”の愛称で親しまれ、ロッテで監督も務めた金田正一さんが6日、86歳で死去したとの報道にびっくり！ 今年の夏だったと思うが、テレ朝の『路線バスで寄り道の旅』という番組があって、その中で、“徳さん”こと徳光和夫が古くからの友人だという家を訪れる場面があった。 大邸宅でもない、ごく普通の . . . 本文を読む
わが購読紙に連載中のエッセー『ふる里の風景』、先々週は「かち割り」について書かれていた。（原文通り） 僕らが子どものころ、電気冷蔵庫は普及前で、冷蔵庫といえば氷式と呼ばれる木製の箱形がほとんどだった。上段に氷を入れて冷やす方式である。氷は氷屋さんに配達してもらうのが一般的だったが、その氷が冷蔵庫用とはまた別に、僕らのささやかな楽しみにもなっていた。 甲子園名物（夏の高校野球）「かち割り」 . . . 本文を読む
わが購読紙に、五木寛之さんの『新・地図のない旅』というエッセイが、毎週水曜日に連載されている。先日、その記事の冒頭に「寝押し」という昔なつかしい言葉を見つけた。この言葉にピンとくるのは、おそらく私と同年代で、やった記憶のある人も多かろう。私もよく試みたもので、当時のことはよく覚えている。 高校生のころ、家にはまだアイロンがなかった。制服のスカートのひだを整えたり、スラックスに折り目をつけたいとき . . . 本文を読む
いつもパソコンで遊んでいる時は、YouTubeの音楽をBGMにしている。以前はNHKの「クラシック名曲アルバム」(CD10枚セット）を買ってCDプレーヤーで聴いていた。が、プレーヤーが故障したのでCDは姉に譲った。 YouTubeにはクラシックやポップミュージック、映画音楽などジャンルは豊富だし、なんといっても無料というのがありがたい。気に入った音楽は「お気に入り」に登録して . . . 本文を読む
昨年、わが購読紙に掲載された70歳の女性の投稿文である。 私が５～８歳だった1952～55年頃、町内の道路は車の通行量はわずかで、子どもたちにとっては格好の遊び場だった。 後に団塊の世代と呼ばれる私たちは子どもの数が多く、外に出さえすれば年齢は関係な遊ぶことができた。「ビー玉遊び」「メンコ」 「ゴム跳び」「だるまさんがころんだ」 「かくれんぼ」などの集団遊びをよくした。日暮れて . . . 本文を読む
午前10時半現在、テレビは「台風18号は午後にも岡山県に最接近」と繰り返す。役場からも台風情報や避難情報、車の退避場所などが繰り返し放送されている。小豆島フェリーは昨夜から退避したまま。が、風もなく雨も降らず、穏やかな海には薄日さえ射しているこの光景、「嵐の前の静けさ」か、何となく不気味さを覚える。
毎年この時期になると、県北に住む親友Ｍさんから岡山名産のピオーネが届く。が、 . . . 本文を読む
「カバー写真 2017.8.25 5:47 切り株が鉢に…」 わが購読紙に連載中の『ふる里の風景』、その中で今の時期にふさわしい「プリンスメロン」の話を。（原文通り） 僕らが子どものころ、バナナは風邪をひいた時ぐらいしかありつけない高級な果物だった。そのバナナを超える果物として僕らの前に現れたのがプリンスメロンである。 それまでメロンといえばマクワウリという認識だ . . . 本文を読む
10月、11月は祭りのシーズンだ。先週土曜日、早朝ウオーキングの途中、国道に「春日大社大祭」と書かれた赤い幟が道の両側にずらりと並んでいるのが見えた。名前だけは仰々しいが、春日大社の末社の末社、そのまた末社の末社というところだろうか。 当地の神社といえばこの春日神社（郷社）と、もう一つ八幡宮（村社）というのがある。八幡宮へは一度参拝したことがあるが、春日神社は家から少し離れているので行ったことが . . . 本文を読む
わが購読紙に毎週月曜日連載の『ふる里の風景』。彫刻家の村上保さん作で、日本の原風景を切り絵と文章で取り上げている。昭和３０年代に体験した出来事が中心だそうだが、私も似たような思い出があり、読むと懐かしくも あり、切なくもなってくる。 先日、夏真っ盛りのこの時期にぴったりの２つの話題があり、遠い昔の夏が思い出され、しばし郷愁に浸った。 １つ目は「かき氷」。（一部抜粋） 【かき氷といえば夏の風物詩で . . . 本文を読む
