張本巌Ｖｓ江川紹子、ツイッターで暴露・・・

　日曜朝８時から放送のＴＢＳ『サンデーモーニング』、ほとんど見ないのだが、２０日の放送は見ようかなと思いながら、掃除をしていてすっかり忘れてしまった。先日来、ネット記事にある江川紹子さんと張本勲さんのトラブルについて、ＴＢＳがどういうコメントを出すか興味があったのだが…。

　事の起こりは、５月２３日放送の同番組内スポーツコーナーで球界の御意見番、張本勲さんと江川さんが“衝突”したのが原因で、ＴＢＳから出演について見合わせるよう依頼されたという。そのいきさつを江川さんが自身のツイッターで明らかにしたことで事が大きくなったようである。
　江川紹子さんといえば、歯に衣着せぬ物言いで有名なジャーナリスト。１９８９年に起きた坂本弁護士一家殺害事件に関して、ＴＢＳがオウムに未編集ビデオを見せていた事が発覚し批判を集めた際、生放送中に「ＴＢＳの報道姿勢」を厳しく批判し、その後の一時期はＴＢＳへの出演をやめたという、ＴＢＳとは浅からぬ因縁を持つお方のようである。

　記事によると、５月２３日の番組中、前日２２日に行われた、楽天Ｖｓ巨人で、楽天のエース・岩隈投手が２点リードの７回、巨人の阿部捕手に同点２ランを浴び、次の８回途中に３失点で降板。結局、チームも逆転負けを喫したことに張本さんが「喝」を入れたという。
　「最後までマウンドを守るのがエース」、「無責任」と岩隈を叱る張本さんに、岩隈のファンという江川さんが、「え～っ！？　途中降板もありでしょ…」と言ったとか。この「え～っ！？」に張本さんがマジギレ、番組終了後に「江川を番組に出すな」と言ったというのである。
　番組では激しい口論にはならなかったが、２人の関係がこじれたため、ＴＢＳ側は両者らを交えて何度か話し合いの場を設けたが、関係修復には至らなかったという。ここに至る経緯についても江川さんは、①当初ＴＢＳからは「無期限休養」の提案がなされ、結果２カ月になった。②「スポーツコーナーだけ退席する」と提案したが、聞き入れてもらえなかった。③２０日に江川を出演させれば、自分が番組を降板すると張本氏が主張した。④張本氏がＴＢＳに「江川を出すな」と要求したのは、これが２度目－など舞台裏を洗いざらいブチまけたという。
　「江川を出演させれば、自分が番組を降板する」というの、自分の力を誇示して相手をねじ伏せようという奢り高ぶった人の言うセリフで、あまり聞こえのいい言葉ではない。本当のところは分からないが、たかがこれだけのことでつむじを曲げるとは、張本さんも大人げない。おそらく、江川さんの発言内容より、言い方が気に入らなかったのだろうが、それにしても強い者の言いなりになったＴＢＳも情けない。

　この『サンデーモーニング』は、司会者である関口宏の個人番組みたいなもので、レギュラー出演しているアシスタントや、コメンテーターの受け入れ先としてマネジメントを手がけているので、ほぼ全員が関口の個人事務所である「三桂」に所属しているそうだ。張本さんと江川さんを天秤にかけた結果がこういうことで、案外、ＴＢＳというより関口宏の裁量ひとつでどうにでもなるのかな？
　ちなみに、２０日のスポーツコーナーでは、張本さんはバーチャル出演だったそうである。少しはみっともないと思ったのかねえ。