雨上がりの朝、たぶんクモの巣があるのだろう、露がキラキラ光ってキレイ!
この時期、カニが車に轢かれてペッタンコになったのをよく見る。道路にいたので追い立てたら崖をのぼってゆく。私を敵と思ってるのかな?
何をやっても長続きしたためしがない私が、スイミングだけは35年も続いた。誰にも気兼ねせずマイペースでやれるのが良かったし、私が唯一自慢できることだった。4年前に大腿骨を骨折さえしなかったら、今でも続けていたかも…。
そのつぎに長いのがウオーキングで、やり始めたのは2015年8月16日。骨粗しょう症と診断され、あわててやり始めてから8年、私にしてはよく続いたものだ。しかし最近は足の具合がイマイチで、ウオーキングというより、もう「お散歩」だ。それでも歩かないよりマシと頑張っているが、気持ちとは裏腹に足取りは重い。
ウオーキングの途中、いろいろな人に出会う。町内のあるご夫婦、最近、ご主人ひとりの時が多い。「奥さんは?」と聞くと、「難病の長男がいて、ちょっと具合が…」と。そんな家庭の事情があるとはちっとも知らなかった。お二人ともいつも明るかったから、てっきり気楽な二人暮らしとばかり思っていた。
もう一組のご夫婦はご主人が認知症だとか、二人で歩いている姿はほほえましい。たまに奥さんがひとりの時もある。「ご主人は?」と聞くと、「まだ寝てるからその間に出てきたの」と。目を覚まして奥さんの姿が見えないと探し回るので、寝ている間だけ身軽になれるとか。裕福な家庭で息子夫婦も同居だが、奥さんでないとダメらしい。奥さんは89歳、老々介護は大変だろうに笑顔がすてきだ。
またその向かいの家では、奥さんは認知症と持病悪化で入院。ご主人も高齢で一人では暮らせず、近くにある有料老人ホームに入居したとか。そのホームには近所の一人暮らしの高齢者が何人か入居しているが、最低でも月額20万円ほど必要だそうだ。入居できる人は幸せな方だ。私なんかとてもとても…。
どこの家庭も、はた目には幸せそうに見えてもその内実はさまざま、「何事もない」ほうが珍しいとすらいえる。足が悪いくらいでグチグチとみっともない、猛省しきりのババである。
1か月くらい前から、毎朝、見知らぬ男性と出会うようになった。「おはようございます」と挨拶を交わすうち、少しだけ分かったことがある。つい最近、ご夫婦で東京から移住してきたそうで、市の空き家対策を利用、二階建て一軒家に越してきたとか。ご主人がウオーキングから帰ってくる頃に、奥さんが朝食の用意をして待っているとか、幸せそうなご夫婦の様子がうかがえる。
リタイアして老後を田舎でゆっくり暮らしたい、そう思っても夫婦で意見が合わなければ無理な話だ。移住すると決めてから会社の同僚に話したそうで、その友人は「妻に話したら、あなた一人でどうぞ!」と言われたとか。
老後に必要なのは健康とお金、どっちもないババはしんどいわあ!
其々の長~い人生にそれぞれの物語があり、泣いたり笑ったり見送ったり、残されたり。
最後はどんな形に収まるのでしょうか。
リタイヤしてまた新しい暮らし様式に挑戦する方の勇気。ご夫婦そろっての移住!
「やる気が有れば」で変化も時々は求めて
老女組も「気張って❣」頑張りましょうね。
お散歩でも、あの青空と瀬戸内の海、季節ごとに眼を楽しませてくれる樹木、草花がoldレデイさんを
歓迎してくれていますから。
何年か前、バス停でモノを尋ねられたことがあり、その方も北海道から夫婦で移住してきたとか。「よくいらしてくださいました」と市長でもないのにお礼を言ったことを思い出しました。
最近はネットであちこちの自治体を探すらしいです。それもパートナーがいてこそで、一人だとどこへ住んでも同じ。まあ私は最高の「終の棲家」をゲットしましたけど…。
あと望むのは認知症にならないように、それに足腰が現状維持でいられるように、それで十分ですね。