先月お盆過ぎのことだ。朝8時ごろ、顔を洗おうと洗面所へ行ったら、排水口から何やら黒いものがのぞいている。よく見ると、何とムカデが排水口から出ようともがいているのである。わあー、なんでムカデが…。
水を出して流そうとしたが、排水栓を取り外したら出てきそうだ。何かつまむ物を探しに行こうと思ったが、目を放したすきに居なくなったら困る。クシがあったので先っちょで排水栓をつついたら、6、7㎝くらいのムカデがスルッと出てきた。濡れて黒く光っているのを見ただけで、気味が悪くて鳥肌が立った。
蛇口をいっぱいに開いて、しばらく水を流しっぱなしにしたら流れて行った。が、ムカデはちょっとやそっとでは死なないというから安心できない。排水口を掃除する錠剤を入れて水を流したり、カビキラーを吹き付けたりした。
もうムカデが上ってこないようにするには、排水栓を閉めたままにしておくしかない。洗面所の水道は朝と夜しか使用しないから、排水栓を閉じておいても不便ではない。我が家の排水栓は写真のような形で、洗面台の蛇口横にあるレバーで排水弁を開閉する。ムカデはこの白い部分の隙間を通り抜けて出てくるのだから油断ならないなあ。
毎日使った後は閉じるようにしたが、毎回というのは面倒だし、レバーが壊れても困るので、お風呂の排水口ネットを取り付けてみた。これなら大丈夫だろうと思う。
なぜムカデが怖いかというと、2年前の夏に刺されたことがあるからだ。早朝、いつものようにリビングに寝転がってウオーキング前の体操をしていると、左わき腹のあたりが「チクッ!」。何だろうと着ていたTシャツをめくったら、10㎝くらいある大きなムカデがポトンを落ちたのでびっくり!
刺されたところも気になるが、ムカデを逃がした大変と、すぐに殺虫スプレーを持ってきて吹き付けて、弱ったところを長い箸でつまんで海に捨ててやった。
あの時は網戸から侵入したものと思い込んでいたが、玄関の網戸はまったく隙間はないし、ベランダ側はすぐ海だからムカデが上って来るはずはない。どこから入ってきたのか不思議だったが、あの時も排水口から上がってきたのだろうか。あれ以来、朝起きたらリビングを見回すようにしているし、ムカデ退治のスプレーも用意している。が、普通の一軒家ならともかく、マンションの排水口へ、それも4階まで…。まさに神出鬼没、怖いなあ!
ムカデは、ほんの数ミリ程度の隙間からでも侵入するそうだ。特に水や湿気を好むそうで、家屋の通風口、洗面所やお風呂、キッチンの排水口、エアコンの排水ホースなどはムカデの侵入経路となりやすいという。以前、エアコンの排水ホースからゴキブリが入ってくると聞いたので、エアコンのホースの先には破れたストッキングを切って巻き付けてある。
ああ、早く夏が終わってくれないかなあ。
実家でもお風呂や廊下に居たことがあります。母の話では1年くらい前、洗面所の洗濯機の中に居たらしく、洗濯物と一緒に洗ってしまい死んでいたとのこと。やはり排水口から入ってきたのでしょう。
ゴキブリはもちろん、外には蜂が巣を作ったりして、色々危険です。
私は、スーパーで買ったホウレンソウの中にムカデが居たことがありました。
いる筈のない奇妙な虫が室内で発見されることがあります。家内が見つけると大騒ぎ。隙間という隙間に蓋をします。散歩で虫を連れてくることがあります。それを家内が見つけると大騒ぎ、もう散歩に行くな!とどやされます。私は鈍感な方で何とも思わないのだけど。
マンションの4階まで上がってくるなんて、あのたくさんの足で踏ん張ってくるのでしょうからすごいですね。
一軒家だと庭があるといろんな虫がいるでしょうから、お母様はご心配ですね。
昔は野菜には必ず虫がいたものですが、今でもいますか? いやですね。
奥さまはいいですね。大騒ぎすればご主人が始末してくれて…。
子どもの頃は平気だった生き物が気味が悪いなんて、どういうことでしょうね。あの可愛らしいてんとう虫でさえ触れません。もっとも向こうも気味悪がっているでしょうけど…。
残暑がぶり返しました。が、朝夕はわりと涼しくて楽になりました。お元気で。