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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

女性監禁事件・・・

2006-08-05 | Weblog
 働かず生きてゆけるのは、霞を食う仙人か、夢を食うバクだけかと思っていたら、親を食いつぶす人間もいた。それでもまあ社会に害を与えないなら本人の勝手だが、こういう無職の男に限ってやることが下劣だ。
 茨木市の親の経営するマンションで、24歳の女性を5か月間監禁した容疑で逮捕された村本卓也容疑者(42)、いい歳をして無職、親のすねをかじるパラサイトである。おまけに暴力好きときているからチョー最低男で、どういう親に育てられたのか大いに興味がある。
 女性は昨年5月にお見合いパーティーで知り合い、最初は普通の交際だったらしく、自分の意思で同居を始めたそうだ。それにしても、昨年5月に知り合い今年2月に同居するまで、全く男の本性を見抜けなかったのだろうか。酷な言い方だが、多分お見合いパーティーのデータには資産家の息子とあったのだろうが、それを簡単に信じて、当世の若者流の軽い気持ちで同居したことは軽率だったといわれてもしかたあるまい。
 村本容疑者は過酷な虐待を通じて女性に絶対服従を強いており、「ご主人様、だんな様」と呼ばせていたという。だんだんと暴力を振るう男の本性が見え始め、自分の軽はずみを後悔してももう遅い。だが、親も親で、大事な娘が5ヶ月も行方が分からず、お見合いパーティーで出会った男であること、友人へのメールで尋常な状態でないことなどが分かったなら、死に物狂いで捜す手立てを考えたはずだ。警察が取り合ってくれなかったという不運もあるが、警察がダメならマスコミやその他の手段に訴えて事を大きくすることも出来たはずではないか。もしこれが円満に暮らしていたなら、男と同居するために家を出て行った娘の行動も、結果オーライで黙認したのだろうか。
 パーティー主催者は「こちらとしては迷惑。性格や趣味まで把握するのは不可能」というが、それもまた無責任で、出会い系サイトとなんら変わりないではないか。この容疑者には他にも同様の疑いがあり、監禁事件は5件に及ぶそうだ。こういう男は社会から隔離すべきである。

 過去にも似たような事件があった。新潟県で、1990年11月小学4年の女児が行方不明になり、9年2ヶ月もの間に監禁されていたという痛ましい事件もあった。これは幼い子どもを無理やり誘拐したもので、本人には何ら非はなく、同情すべき事件であった。
 また、2005年6月には、都内で開かれたアニメのコスチュームを着て集まる「コスプレ」パーティーで知り合った女性をマンションに誘って、暴力を加え首輪をつけて監禁した事件があった。この男は自称「王子」と名乗り、他にも出会い系サイトで知り合った女性にも脅かしたり殴るなどの暴行を加えたという。これら簡単に男についてゆく女性側にも軽率のそしりは免れまい。

 それにしても当世の警察は、弱い者の味方ではなく、頼りにならないというレッテルを貼られたも同然である。警察全体に言えることであるが、事件・事故を未然に防ぐという根本的な責務の認識欠如、そして事件が起きてからの初動捜査の不備など怠慢が目立つ。警察が頼りにならなくて市民の安全は誰が守ってくれるのだろうか。
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