いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

間違えたくない症候群

2010年07月26日 | ピアノ・音楽
 明日はレッスン。久しぶりに新曲を持っていくので張り切っています。
 しかし思い出してみたら今まで弾いていたメンデルスゾーンの2曲も、本当に長い間弾いていたとはいえないように思えてきました。1年以上も同じ曲に取り組み続けるという方もいらっしゃると思うと、私のメンデルさん2曲の取り組み指数はひよこ段階だと思えてきました。というわけでこの2曲、折を見ては弾いていこうと思います。そしてまたどこかで弾けたらと思っています。
 とにかく新曲。第一号はシューマンの「楽しき農夫」ベートーヴェンよりも優先順位が上がっているのはこちらの本番が先だからです。レッスンで他楽器とのアンサンブルをしてみませんかという話が出たので二つ返事でOKを出しました。今の私にはレッスン以外ではこのような話を持ちだす勇気も実力もないので、先生からこのような話を持ち出していただけるとこんなにありがたい話はないというわけです。そのためのレッスンもしていただけそうだし。本当はもっと難しそうな曲をやってみたかったのですがそこは初心者の私に合うという選曲に。しかし「楽しき農夫」原曲をかなり引き延ばし、雨まで入るというドラマチックな展開になっています。編曲者の方のイマジネーションがすばらしいです。
 そして第二号はベートーヴェンのソナタ5番第1楽章。ハ短調で始まったかと思ったら1ページの中でも変ホ長調、へ短調、変二長調、そして第二主題は変ホ長調へと転調していてめまぐるしいです。ちなみにこの曲、第一主題はあの和音で始まるドラマチックな打ち上げ花火箇所で、第二主題はなんと56小節目だったんですね~。もっと前の32小節目からだと思っていました。図書館で見た解説書によると32小節からは第一主題から第二主題へと移行する推移部らしいです。よくよく考えてみたらそうなのですが、この32小節目から52小節目があまりにも美しいので、推移部というような中途半端な立場にしたくない思いもあるんですよね。しかし、移ろう推移部だからこそ生じる美しさがこの20小節に込められているのかもしれません。本当にこの部分好きなんですけどね。そして56小節目からの第二主題、思わず単調な感じで弾いてしまいそうだったのですが、大切にしてしっかり考えて弾かないといけませんね。そしてそれ以降はさらに面白い展開ですが。。。オクターブを始めとして、どのように苦手としているところを弾くかです。
 他にもシューマンがあるのですが。。。まともな練習には至っていません。選曲段階です。他の曲はさらにコソ段階です(というか、譜読みしすぎですかね)。なので明日のレッスンはこの2曲だけになると踏んでいます。
 それにしてもコンクールの影響でしょうか、少なくともレッスンに持っていく曲については「間違えたくない」という思いが強くなりました。まだ今の曲は始めたばかりだし、自分だけでは楽譜を見る目にも限界があるし、間違えないように弾くまでの力がつききれていないところもあるのですが、それでもゆっくりでもいいからとにかく間違えずに弾けるようになりたいと思うようになりました。後で大変な目に遭わないためにも、とにかく練習段階でできるだけ間違えずに譜読みしたいと思うようになったような気がします。ただ、今はそのように思っていても、きっとレッスンではいろいろな間違いを発見してもらう羽目になるのだと思いますが。。。

P.S.上のベートーヴェンのソナタ5番の譜面、拍子記号と調性記号が抜けています。4分の3拍子でシ、ミ、ラに♭がついています。