いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

間違えたくない症候群の大穴

2010年07月27日 | ピアノ・音楽
 待ちに待ったレッスン!譜読みした曲を持って行きました!二曲とも最後まで通したし、音の間違いもほとんどと言っていいぐらいないはず。「がんばって通したね」という言葉が待っているかもしれないと思いながら出かけました。

  しかし現実は・・・タッチおよび譜読みの大穴箇所の指摘、アンサンブルを始める上での留意点、そして私の覚醒とで時間が経過しました。
 タッチは今までの日記でも書いてきたからよいとして、譜読みの大穴箇所でもっとも指摘されたのは

 音の出ないところを大切にすること!

すなわち

 休符を大切にすること!

休符の長さのごまかし箇所が数か所発見。とくに四分音符のあとの四分休符の存在をなおざりにする傾向にあったようです。伸ばして弾いていてもなんとかなる、というごまかしがききそうなのですが、そういうところの甘さが曲の譜読みの甘さへとつながるということでした(汗)

そして

 休符は沈黙の音楽なり

という有難い言葉までいただきました。 ついつい鳴らす音のほうが気になるのです。なんといっても美しいし楽しいので。しかしそれだけでは音楽ではないのですよね。その上鳴らす音についてもリズムを間違えていたところを何箇所か発見。やっぱり私の「間違えたくない症候群」というものはかなり甘いものだったようです。タッチの確認もしました。結局「がんばって通したね」という言葉からは程遠い結果になりました。
 いや「がんばって通したね」に近そうな言葉はあったような気がします。それは「弾きたい曲があるということは素晴らしいことですよ」「のここさんはモチベーションがありますよね。それが一番大切なことです」いつもそれだけはあるのですが。

 でも「譜読みが甘かったですね」「譜読み段階から考えて弾きましょう」という真実も語られました。そちらの真実が重大ですね(汗)

 そういうわけで、休符も気をつけながらゆっくり練習していこうと思います。

現実?

2010年07月27日 | 日記
 暑いですね。今日も熱帯のような一日が始まろうとしています。
 そして私がこちらに来ることが分かってから1年がたちました。早いです。結婚してからの転勤が早かったので、次の転勤も早いかもしれないとも思うのですが、今のところそのようなことはなさそうです。主人も元気にがんばっているようで何よりです。
 社宅の人たちもいい方たちばかりです。ちなみに近所はベビーカーで出かけている若いお母さんが多いです。本当にこちらはベビーカーが多いんですよ。そして犬連れの人も多いです。びっくりです。そう思うと私もちょっと心揺れることもあるのですが、こればかりはもう。。。そのときそのときを生き生きと大切にしながら生きていきたいと思います。
 しかし昨日電話した職場、どうなのでしょう。日にちの融通がききそうだし、私でもできそうだし、興味の持てそうな仕事だとは思ったのですが、電話すると言われた時間からかなりたったのに電話がこないのでこちらから電話しました。それでも決まってほしい。。。でも決まらなくてもかりかりしたくないです。
 今日はレッスン、楽しみです。やっぱりピアノに救われていますね。

MONOの夢

2010年07月27日 | ピアノ・音楽
 今朝見た夢です。私たちは仲間(しかし知らない人たちでした)と横浜の路面電車に乗っていました。横浜には路面電車はないはずなのですが、それは夢だということで。乗り換えで新横浜方面の坂に登る電車に乗りました。箱根登山電車の様子が頭に浮かんだのでしょうか。私の住んでいるところは新横浜よりもかなり先のところでした。
 乗り換えても相変わらず混雑した車両です。しかし私は秘密兵器を持っていました。ラジカセです。そのときの私はラジカセを持っていることを誇らしく感じていました。乗るやいなや、カセットテープに入っている、MONO(モノラル)録音のジャズの曲(曲名は記憶にありません)をかけようとしました。カセットテープでは曲の頭出しは大変なはずなのですが、そのときはすぐに頭出しが出来ました。人混みの中に嵩張るラジカセ、迷惑行為以外の何物でもなかったと思うのですが、そのときの私は人様のことなどどこ吹く風のような大胆さでした。MONOの古い曲をかけるという意気込みだけだったような気がします。しかしかけるかかけないか、という段階で目が覚めました。
 しかし夢の中にMONOという文字が出て来るなんて。今はCDでも古いというような時代かもしれませんが。現在のSTEREO録音になる前のMONO録音、この四文字をみただけで、古い録音だと分かります。そして録音された年代や演奏者の状況を想像しては感慨にふけりたくなります。ちなみに私が覚えているMONO録音デビューは、ジャズサックスの演奏を集めたカセットテープでした。ジャズピアノを聴く前です。ジャズというのがどのような音楽か興味を持ったとき、まずオムニバスから聴いてみようと思ったのです。そのときに驚いたのは、モダンジャズと言っても古いということ。私が生まれる前の録音が多かったのです。クラシック音楽と比べたら新しいのかもしれませんが。しかしカセットに入っていたジャズサックスの演奏は古さを感じさせない生き生きとした洒落たものでした。当時のアメリカの黒人音楽の豊かさにびっくりしました。その中で特に印象的だったのが、チャーリー・パーカーの「ナウズ・ザ・タイム」という明るく弾んだ曲。アルトサックスの透き通った音色と絶妙なリズム感がすごいと思いました。そしてまたびっくりしたのはチャーリー・パーカーが亡くなったのが1955年だったということ。今から55年も前です。あのチャーリー・パーカーははるか彼方の地というだけではなく、はるか昔にあの躍動感あふれる「ナウズ・ザ・タイム」を演奏したのです。1950年代、いやひょっとしたら1940年代にMONO録音で録音されたのかもしれません。ビ・バップというすさまじいエネルギーで演奏されたジャンルだそうです。この事実を知ってからは、ちょっとおっかなびっくりな気持ちで偉大なサックスプレイヤーの演奏を聴いていました。
 それからMONO録音鑑賞の対象はジャズピアノ、そしてクラシックにも向かいました。いつの間にか第二次対戦前の1930年代も入っていました。これらの音源、MONO録音だけでなくもともとのレコードもSPかもしれません。音は狂っているし、ちょっとせっかちな傾向も見られますが、なんとも言えない香り高さを感じます。おっかなびっくりで聴いているのですが楽しいです。古くて偉大そうだというだけで弱くなってはいけないのですが、ときにはそういう演奏を楽しむのも悪くないと思いました。 
 ただ、残念ながらチャーリー・パーカーの「ナウズ・ザ・タイム」の入ったカセットテープの行方は分からなくなってしまいました。カセットテープの再生ができる機械も今はありません。時の移り変わりを感じます。