いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

現在のピアノ

2015-03-11 | ピアノ、音楽

 ブログ、前回の更新からなんと2ヶ月以上たっていました。ここまで放置するつもりはなかったのですがあっという間に月日がたっておりまして。。。言い訳ですね(汗)

 前回の記事で「初心」というタイトルで「音を変える」という立派な目標を掲げていました。記事更新を忘れるぐらいだから共に目標も忘れていたのでは、と思われそうですが目標は忘れていませんよ。ただ、その記事を書いた1月、中旬からスランプ状態になっていたのは事実です。天候に比例し体調も気分もいまいち、練習する意欲がわかず。。。こんな目標を私が持つのはふさわしくないのでは、というような自分で勝手に作った負のスパイラルに陥りかけていました。

 しかしある日なにかのきっかけで吹っ切れました。自分で勝手にスランプに陥っていてもいいことはない、むしろ開き直っちゃおう、と思うようになりました。それからは気分も上向きにピアノの練習も絵も少し波に乗ってきました。そう、ピアノが趣味でありながら絵も描いたりするなんて欲張りなのでは、と思っていた時期があったのですがそういうことも考えないようにしようと思いました。絵のほうも機会を見つけてまたアップしたいと思います。

 ピアノ、ただいまのメイン曲はハイドン作曲ピアノソナタHob.XVI/32で人前での演奏も控えています。ヨセフ・ブロッホ、ピーター・コラジオ共著 中村菊子監修、大竹紀子訳の『ハイドン・ピアノソナタ 演奏の手引き』全音楽譜出版社によると、ハイドンは自分の音楽に、主にガルッピ、プラッティなどを中心とするイタリアのスタイルと、エマヌエル・バッハを中心とするドイツのスタイルの二つのスタイルを統合させたとあります。イタリアのスタイルはギャラント・スタイル(艶美様式 )と呼ばれどちらかといえば優美で快いスタイル、ドイツのスタイルは感情表現が音楽の主要部分を占めていてメトロノーム的なアプローチは合わないスタイルとされています。今まで私が弾いてきたハイドンの曲はどちらかと言えばイタリアのスタイル寄りの曲が多かったし、ハイドンという作曲家自体一見そちらのスタイルの印象が表面に出ているようにも思えるのですが、もう一方の強い感情表現を出したエマヌエル・バッハに近いドイツのスタイルの曲を弾いてみたいと思うようになりました。その典型的な例として挙げられていたのが、今練習中のHob.XVI/32、実際に聴いてみたら第1楽章の中間部の盛り上がり部分の情熱的な部分にノックアウト、これはぜひちゃんと向き合って練習したいと思い採りあげることにしました。(2012年のP〇NAコンクールの特級グランプリの方も弾かれていましたね。)本番では第1、第3楽章を弾く予定 (第2楽章も大好きなのですが人前で弾くのは次の機会になりそうです)実際弾いてみたらコントラストや遠近感がつけやすく弾いていて試行錯誤しながら音楽づくりをするのが楽しい曲だと感じています。細部の詰めも丁寧にしてもしつくせない感じ。速い所では崩れやすくその崩れが顕著に聴き手にも分かるというごまかしがきかない音楽だとも感じています。そこをぴしっと決められたらどんなに気持ちがいいだろう、と思うのでした。

 久しぶりに書いたのでとりとめのない内容になってしまいました。次の更新はあまり間を置かずに出来たらと思っています。