昨日から本格的に部分練習を始めたイタリア協奏曲。第3楽章はPresto、急速に弾く必要があるとのこと、この急速に弾けるようになるために部分単位からでも速さに慣れるようにしておこうと思い始めた。メトロノーム作戦もあるのだが、毎日全曲通している時間はない。そこでメトロノームは使わずに、部分ごとに採りあげて、テンポに慣れるようになるために急速だと思えるテンポで練習することにした。
今日は第3楽章、もともとの調であるヘ長調から5度上がってハ長調に転調した65~68小節目。右手、67小節目の和音が外しやすかったので67小節を練習。左手、66小節目の終わりから67小節目へと移行する部分で途切れずに同一のフレーズのように聴こえるように、67小節目の第1音から第2音への8度の移動、その後のスケールを滑らかに軽やかに、そして両手を合わせたときに、縦線をそろえ、音を外さないように。ゆっくり弾くと、できるのだが、指定速度のような速さで弾こうとしたらたちまちがたがたに。片手づつだと弾けていても、両手になった途端難易度が急上昇したような気がした。あまりにもうまくいかないので、66小節目、67小節目は、1小節単位で練習した。そして66~67小節目の移行部も難しいのでその移行部も採りあげた。しつこくやってやっと音を外す割合は減ったものの、難しい。。。
ちょっと違うタイプの曲も弾きたくなり、数年越しに弾けるようになりたいと思っていたメンデルスゾーンの春の歌を練習し始めている。弾き始めた頃は、装飾音が非常に難しく感じられた。鍵盤の幅と指使いの影響か、指の間隔が不自然に感じられ、左指が痛くなったりした。そのまま弾き続けてピアノが弾けなくなってはまずいと思い一時期中断していたのだが、再開しようとした時には幸い指の痛みが治っていた。今度は装飾音は軽やかに、そしてメロディーはうつくしく聴こえるように弾けるようになりたい。
ギレリスによるバッハ作曲シロティ編曲、プレリュードロ短調BWV855a、この美しさにはまっている。すっかり夢の世界にいざなわれたような気分。
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