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ロベルト・シューマンのお誕生日

2018-06-08 | ピアノ、音楽

 今から208年前の1810年6月8日21時30分、ドイツのツヴィッカウというところで、ロベルト・シューマンが生まれた。幼いころから和音の響きに心打たれ涙を流すなど音楽面での才能を表し自己流に作曲を始めていた彼だが、家族の意向からライプチヒ大学の法学部へと進む。ライプチヒでは法律の勉強よりも自室にこもりピアノの練習や作曲にふけっていた彼だが、そこで出かけていた音楽会で出会ったフリードリヒ・ヴィークの「テクニックは手段であって、目的ではない」という考え、奏法だけでなく音楽理論、和声学など音楽全般の教育を重視するあり方と、娘のクララ・ヴィークの演奏に感銘を受け、フリードリヒ・ヴィークに師事する。その後、指の故障でピアニストの道は断念したものの、作曲家として花開くことになる。特に、父のフリードリヒ・ヴィークによる反対を受けながらも貫いたクララ・ヴィークとの恋愛と結婚は、彼の曲作りに大きな影響を与えた。(『シューマン 愛と苦悩の生涯』若林健吉著 ふみくら書房 より)

 私がシューマンの音楽が好きになったきっかけの曲は幻想小曲集の「飛翔」だった。出だしから心の内をさらけだし告白しているような語り口、そしてひらりひらりと夢の世界に羽ばたいていく様子、これまでよく聴いてきていたショパン、ベートーヴェンの曲とは一味違っていてぞくりとした。幻想小曲集、クライスレリアナ、幻想曲、子供の情景、交響的練習曲、ウィーンの謝肉祭の道化、献呈などに夢中になっていた。クララとの恋愛中や結婚の時に作られた情熱的な曲ばかり。

 2年前の教室の発表会で幻想曲の第3楽章を弾いた。どうしても弾きたくて選んだ曲、録音を残していたのでこちらに。この曲に出逢えて心から良かったと思っている。

(すみません、この動画、ブログ画面からは直接は見れないようです。視聴されるのでしたらyoutubeに入っていただきご覧いただけたらと思います。お手数をおかけします。)

 かなしいかな、この幻想曲第3楽章、今は弾けなくなっている。でもこの第3楽章はゆっくりしているから、リバイバルしようと思ったらできるかも。それとともに、シューマンの曲、他にも弾きたい曲がある。弾ける日は、いつ、やってくるかしら。


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