平日6時から1時間、NHKFMで放送される「古楽の楽しみ」という番組、主にヨーロッパの中世・ルネッサンスからバロックまでの古い音楽(とはいえ、実は1000年以上もあり、それ以降の時代と比べたらはるかに長いのだった)を幅広く紹介してくれる大好きな番組の一つ。解説も詳しく世界史の勉強にもなる上に、クラシック音楽に限らずルーツというものが気になる私にとっては有難く嬉しい番組なのだけど、なかなか落ち着いて聴けていないのがジレンマ。今週は関根敏子先生の、「フランス国王ルイ15世の王妃と音楽の関わり」も素敵なものが多くて嬉しい。
前置き沢山書いちゃった。今日かかった音楽はロワイエ作曲の音楽から。ロワイエの曲、大好きなのだ。そしてロワイエの曲の中で特に好きな「スキタイ人の行進」がかかってしまったからいけません。チェンバロ(フランスではクラヴサン)の超絶技巧曲で非常にカッコ良いのです。おかげで朝からハイな気分。今朝の放送の演奏者はクリストフ・ルセ、キレが非常に良くて素晴らしかった!拍手♪ちなみにスキタイ人とは、紀元前8世紀〜紀元前3世紀にかけて、ウクライナを中心に活動していたイラン系遊牧騎馬民族および遊牧国家で、大草原を走り回り、略奪も行ったりしながらユーラシア大陸を支配していたが、歴史に痕跡を残したと思ったら消えてしまったという。この曲、クラシックよりもロックが好きな方でも、気に入るような気がしている。
Youtube、有難い!
ロワイエ作曲「スキタイ人の行進」きれっきれなスキップ・センペによる演奏、まずこの動画に惹かれてこの曲が大好きになり、今も愛聴中。2分40秒あたりのがらりと明るく光がさして駆け抜けるところが大好き。満面の笑顔と生命の喜びに溢れていてたまらない。それ以降も怒涛の超絶技巧。。。
ロワイエ作曲「スキタイ人の行進」今をときめく天才チェンバリスト、ジャン・ロンドーによる演奏、こんな演奏を聴かされたらたちまちノックアウトだ~私の好きな駆け抜けシーンは2分36秒から。それにしても子供の頃からチェンバロを弾いていたという彼のタッチ、一音一音が強靭だ、ピアノの演奏も素晴らしいわけだ。
楽譜、いつか見てみよう。真っ黒な予感がする。
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