山口県周防大島物語

山口県周防大島を中心とした「今昔物語」を発信します。
(興味のある話題のカテゴリーを古い順に見て下さい。)

日本ハワイ移民資料館 資料

2022年07月24日 12時43分44秒 | 日本ハワイ移民資料館
周防大島町の日本ハワイ移民資料館は史料(資料)の量及び質に於いては日本一と説明しました。
ハワイ移民に関しては公的な横浜の移民資料館より上質となります。

最大の資産は官約移民時代の3万人の出国記録と個人的属性、及び官約移民以降の
契約移民時代等の10万人に及ぶ個人情報検索が簡単にできることです。

計13万人の初期のハワイ移民の資料が揃えられています。

官約移民3万人分はデータベース化されていますので、簡単にパソコンで検索できます。
その後の10万人分は書籍データですので、渡航年度が分からないと少し検索に時間が
かかります。

同館にはハワイ移民の一般的な見学で訪れる人よりも、

①ハワイに渡ったとする数代前の身内の情報を求める人と

②日本からハワイやハワイ経由でUSAへ渡ってきた人たちの子孫たち

が多く来館されます。
よって、ハワイやアメリカ本土からの来館者も多いのです。
わざわざ、辺鄙な周防大島までアメリカから来てくれるのはありがたいことです。

スタッフで英語を理解するのは二人、少し理解するのが一人、あまり理解できないのが一人ですので、
英会話が必要な人は、ハワイ留学の人が当番の日を電話で確認して来館するほうが良いでしょう(笑)

併設のペルー移民コーナーもありますが、スペイン語やポルトガル語が分かる人はいません。あしからず。

横浜の移民資料館や外務省より周防大島の「日本ハワイ移民資料館」のほうが
手がかりが多いからでしょう。

本来はすべてデータベース化してHPで公開すれば利便性は高まるのでしょうが
そうすると館の収入が無くなるのでDBには消極的ですね。

米国に行ったまま、帰国していない親族の情報は、検索情報があれば、おまけで
米国の国政調査のデータベースにアクセスしてくれますので、現存するあちらの
親族までたどりつけることもあります。

興味のある方は一度、周防大島の日本ハワイ移民資料館までお越しください。

日本ハワイ移民資料館

2022年07月24日 12時39分03秒 | 日本ハワイ移民資料館
日本ハワイ移民資料館が賑やかになってきた。
古老の館長K氏は磨きをかけてきたし。ハワイやメインランドの日系移民の情報探索のベテランS女史、
オールラウンドの博学者F氏の参入、ハワイ大学帰りの現地通のK女史らスタッフの陣容が強化され、
今や、名実ともに日本一たる、「ハワイ移民資料館」となっています。
来館者はコロナの影響で昨年には及びませんが、熱心な資料収集者が連日訪れています。

ハワイ移民、またはハワイからメインランドに転航した方の情報は「日本ハワイ移民資料館」が
日本最大の情報量を有してします。

悲しいかな、地元の周防大島町民は「ここ」が日本一の「ハワイ移民資料館」であることを認識していない
のが残念です。