【社 寺 教 会】
(1) 村社 鹽釜神社
小松町開作にあり。祭神は鹽土老翁、思姫命、淵津姫命、市杵島比女命の四座である。
本社は小松塩田を築造したる粟屋就貞が、元禄三年塩田の守護神として、陸奥国鹽釜大明神、安芸国
厳島大明神を勧請して祭祀したるもので、爾来地方民の尊崇深く、大正十三年村社に列せられた。
同社の由緒書には左の如く記されている。
鹽田築造の工を起こすや江渚の地を開き此所に神■を造り鹽田及び地方民守護神として
陸奥國 鹽釜大明神、安芸國 厳島大明神を勧請して之を祀る 時恰も元禄三年なり
爾来霊験著しく財貨歳々二倍するを以て一般敬神の念厚きに至る、その後二十有余年を
経て享保庚子の歳に現在の位置に舊制の儘 神■を覆造して之を祀ること元の如し、
然る後四十年を経て明和二年に至り舊制を廃せず、領主 地方民相倶に■力相倶に努め
以て壮大なる社殿の上棟を了り更に山を経営す、現在の山林是なり、その後二十余年を
経て文化二年にいたり社殿の増築を為す、大正十一年神殿屋根の檜皮葺にその他全部を
銅板葺に模様替えを為して現在の社殿となる。
(1) 村社 鹽釜神社
小松町開作にあり。祭神は鹽土老翁、思姫命、淵津姫命、市杵島比女命の四座である。
本社は小松塩田を築造したる粟屋就貞が、元禄三年塩田の守護神として、陸奥国鹽釜大明神、安芸国
厳島大明神を勧請して祭祀したるもので、爾来地方民の尊崇深く、大正十三年村社に列せられた。
同社の由緒書には左の如く記されている。
鹽田築造の工を起こすや江渚の地を開き此所に神■を造り鹽田及び地方民守護神として
陸奥國 鹽釜大明神、安芸國 厳島大明神を勧請して之を祀る 時恰も元禄三年なり
爾来霊験著しく財貨歳々二倍するを以て一般敬神の念厚きに至る、その後二十有余年を
経て享保庚子の歳に現在の位置に舊制の儘 神■を覆造して之を祀ること元の如し、
然る後四十年を経て明和二年に至り舊制を廃せず、領主 地方民相倶に■力相倶に努め
以て壮大なる社殿の上棟を了り更に山を経営す、現在の山林是なり、その後二十余年を
経て文化二年にいたり社殿の増築を為す、大正十一年神殿屋根の檜皮葺にその他全部を
銅板葺に模様替えを為して現在の社殿となる。