7&I グループは一体どこに行こうとしているのでしょうか?
カナダのコンビニ会社から買収提案を受け、結果として「買ってくれる金が少ないから断りますと」と
しました。これは値段が折り合えば、買収されますよとのメーセージにもなります。
これでは条件闘争になり、経営陣は経営することよりも買収提案の説明に力を注がざるをえません。
周防大島のブログで7&Iの話は関係ないとこのブログの見て下さる方は思っているでしょうね(笑)。
関係するとすれば、
① 今後の近くのコンビニの「セブンイレブン」の盛衰。
② 広島の天満屋ストアは7&Iの影響下です。
③ イズミのストアブランドは7&Iから供給されていますので収益に大きく左右されます。
(柳井店が危なくなります。)
7&Iの資本が外資に渡ると上記3件は壊滅的打撃をうけます。最悪閉店となります。
そうなると大変ですね。マックスバリュ、フジ、とトライアル・Mr.MAXは万歳かもしれませんが日本全体ではマイナスです。
話を戻して、カナダの会社は7&IGを6兆円で買いますと現在の市場価格で提示しました。
これに対し、7&Iは潜在価値は8兆円として2兆円安いと回答しました。
ここで問題は8兆円なら7&Iを売るのか?となります。
そもそも伊藤ヨーカ堂が前身の婦人服小売の出です。途中役員の鈴木敏文がコンビニを新規事業を提案し
免許小売人の煙草屋と酒屋を次々とフランチャイズ化してコンビニ化し、売上も利益もウナギ登りとなりました。
ノウハウを持っていたのは米国のサウスランド社ですが本社が傾くや買収してしまいました。
問題はこの後起こります。ヨーカ堂の実権を握り社長になった鈴木氏は伊藤家家業のヨーカ堂の乗っ取りを
画策し、流石にオーナーの伊藤俊文氏は彼を社長から外し、乗っ取った後の幹部にと入社させた鈴木氏息子
を放逐しました。これ以前に鈴木の手で伊藤家の跡継ぎを社外追放して、7&Iは旧主派と下剋上派に分かれ
社内闘争を繰り広げました。結果的にはオーナー側が勝ちますが粒が相当小さいのが役員となり、現在に
至っています。現在の役員陣の殆どがコンビニ経営の経験しかない人ばかりでイトーヨーカドーのGMS経営の
プロはいなくまりました。GMS(ゼネナル マーチャンダイジング ストア)総合小売業は昭和40~50年代
までは庶民の味方とされ売上を伸ばしましたが、SPAと呼ばれる製造小売の「ユニクロ」「ニトリ」等の台頭
により、衣料部門、住余暇部門が大打撃をうけました。GMSのイトーヨーカドーは次々に閉店しています。
儲かる93店舗に集約するとしますが、これがコンビニ経営者の大ミスです。儲かっていたのは多くを仕入れ
てくれたから問屋や製造元が他より安く売ってくれたからで、1兆2000億の仕入れと6000千億円しかない
取引先を多くの問屋は最優遇の売値を出しません。コンビニは儲からなけらば閉店すれば済みます。困るのは
他人のフランチャイズぼオーナーだけで痛くも痒くもありません。儲けの大半を巻き上げてて上納させます。
24時間営業はオーナーには大変です。夫婦二人が寝ずに頑張ります。勿論、子供参観日には行けません。
嫁が病気になったの24時間営業は勘弁してもらい、11時閉店にしてほしいと本部に御願いしたら、契約が
違うと本部は閉店通告をし隣に新セブンを開設しました。
これは当時、ニュースとなりましたから知っている人も多いでしょう。
日本古来の「浪速節」的には労働力の半分の妻が倒れたのであるから契約を変更してでも24時間営業から
夜11時閉店を認めてあげるべきだとしました。
7&I本部はあくまで24時間営業の契約を盾に旧オーナーを追い出しました。
これらはアメリカ民主主義の常識ですから結果は当たり前ですが、日本人は納得しません。
GMSのイズミの大型店も実態赤字に近いでしょう。柳井店の2階に客はいません。
イオンGのGMSもほぼ赤字に近いですが、小売本来の「何でもそろう店」の看板を下げす地域住民も便宜を
計っています。若い幹部は7&Iを見習ってGMSを潰せとします。名誉会長岡田卓也は戦後何もない時に生活
必需品を供給(販売)して市民の共感を得たことから、「儲かる部門ばかりをはやしてはならない」とし
現在の息子の会長もイオン社是の「商業を通じて地域社会に奉仕する」を踏襲します。
現在の社長はサラリーマン社長ですがとても頑張り企業価値を日に日に高めています。
赤字部門を切ることなく再生に努力しています。閉店は簡単ですが、その店に頼っていたお客様には死活
問題となります。周防大島町小松の丸久や久賀のスーパーが閉店したら周防大島住民の多くは生きていけなく
なります。死活問題のライフラインです。
あくまでお客様あっての産業ですので「儲からないからお客様が少ないから必需品を売らない」ことの
ないようにとの教えでした。イトウヨーカ堂も途中までは同じでした。広島のイズミも潜水艦隊員が
郷里広島に帰郷した時、原爆投下後の広島市内は飢えていました。彼は可哀そうと思い、田舎の柿を
取ってきて市内で販売したら飛ぶように売れましたので、旧軍人は小売業に転身しました。
話がそれました。
7&Iは今回の件で企業価値がどんどん落ちるでしょう。
そもそも、日本の企業なので「売らないよ」とすれば良いところ、「評価が低い」と条件闘争に巻き込まれました。
国際企業だからと格好をつけて、外国籍役員等を増やした結果が今回の流れとなっています。
米国常識と日本常識の間に揺れ動く法律論になってしまいました。現在に日本役員は法律には疎いです。
今回、買収されたら米国のコンビニの市場占有率が高いから米国政府は「独占禁止法」に抵触し問題がある
としました。ただアメリカの法律は二重基準(W スタンダード)ですので日本人の単純解釈は通用しません。
例として、現在、新日本製鉄が米国のUSスティールをUSスティールの役員会の了承の上買収を進めて
いますが組合の反対で頓挫しています。本来なんの関係もないバイデン政権と次期政権を目指すトランプは
票欲しさに買収反対を表明しています。これが米国資本が外国の資本買収ならもろ手を挙げて支持します。
アメリカに都合の良いことは「OK」逆なら「No!」とても分かり易い「自己中心的」な運用です。
これを世界は米国の「ダブル スタンダード」と非難しますが、世界最大軍事力と世界第一位の経済力は
まだゆるいでいません。中華人民共和国が脅かしていますが、まだまだです。日本は間でウロウロです。
とりとめのない話をしましたが、今回の7&Iの買収提案とそれを取り巻く環境が大きく変化していますので
買いてみました。
私は小者ですので単純に、小松の丸久が無くなったら困る(´;ω;`)
周防大島の人達は同じ思いでしょうね、久賀の同系列のスーパーが無くなったら困ります。
安下庄(旧橘町)島末(旧東和町)の人達はもっとしんどいですね。
7&Iの買収劇は日本の小売りの地殻変動を起こすかも?
カナダのコンビニ会社から買収提案を受け、結果として「買ってくれる金が少ないから断りますと」と
しました。これは値段が折り合えば、買収されますよとのメーセージにもなります。
これでは条件闘争になり、経営陣は経営することよりも買収提案の説明に力を注がざるをえません。
周防大島のブログで7&Iの話は関係ないとこのブログの見て下さる方は思っているでしょうね(笑)。
関係するとすれば、
① 今後の近くのコンビニの「セブンイレブン」の盛衰。
② 広島の天満屋ストアは7&Iの影響下です。
③ イズミのストアブランドは7&Iから供給されていますので収益に大きく左右されます。
(柳井店が危なくなります。)
7&Iの資本が外資に渡ると上記3件は壊滅的打撃をうけます。最悪閉店となります。
そうなると大変ですね。マックスバリュ、フジ、とトライアル・Mr.MAXは万歳かもしれませんが日本全体ではマイナスです。
話を戻して、カナダの会社は7&IGを6兆円で買いますと現在の市場価格で提示しました。
これに対し、7&Iは潜在価値は8兆円として2兆円安いと回答しました。
ここで問題は8兆円なら7&Iを売るのか?となります。
そもそも伊藤ヨーカ堂が前身の婦人服小売の出です。途中役員の鈴木敏文がコンビニを新規事業を提案し
免許小売人の煙草屋と酒屋を次々とフランチャイズ化してコンビニ化し、売上も利益もウナギ登りとなりました。
ノウハウを持っていたのは米国のサウスランド社ですが本社が傾くや買収してしまいました。
問題はこの後起こります。ヨーカ堂の実権を握り社長になった鈴木氏は伊藤家家業のヨーカ堂の乗っ取りを
画策し、流石にオーナーの伊藤俊文氏は彼を社長から外し、乗っ取った後の幹部にと入社させた鈴木氏息子
を放逐しました。これ以前に鈴木の手で伊藤家の跡継ぎを社外追放して、7&Iは旧主派と下剋上派に分かれ
社内闘争を繰り広げました。結果的にはオーナー側が勝ちますが粒が相当小さいのが役員となり、現在に
至っています。現在の役員陣の殆どがコンビニ経営の経験しかない人ばかりでイトーヨーカドーのGMS経営の
プロはいなくまりました。GMS(ゼネナル マーチャンダイジング ストア)総合小売業は昭和40~50年代
までは庶民の味方とされ売上を伸ばしましたが、SPAと呼ばれる製造小売の「ユニクロ」「ニトリ」等の台頭
により、衣料部門、住余暇部門が大打撃をうけました。GMSのイトーヨーカドーは次々に閉店しています。
儲かる93店舗に集約するとしますが、これがコンビニ経営者の大ミスです。儲かっていたのは多くを仕入れ
てくれたから問屋や製造元が他より安く売ってくれたからで、1兆2000億の仕入れと6000千億円しかない
取引先を多くの問屋は最優遇の売値を出しません。コンビニは儲からなけらば閉店すれば済みます。困るのは
他人のフランチャイズぼオーナーだけで痛くも痒くもありません。儲けの大半を巻き上げてて上納させます。
24時間営業はオーナーには大変です。夫婦二人が寝ずに頑張ります。勿論、子供参観日には行けません。
嫁が病気になったの24時間営業は勘弁してもらい、11時閉店にしてほしいと本部に御願いしたら、契約が
違うと本部は閉店通告をし隣に新セブンを開設しました。
これは当時、ニュースとなりましたから知っている人も多いでしょう。
日本古来の「浪速節」的には労働力の半分の妻が倒れたのであるから契約を変更してでも24時間営業から
夜11時閉店を認めてあげるべきだとしました。
7&I本部はあくまで24時間営業の契約を盾に旧オーナーを追い出しました。
これらはアメリカ民主主義の常識ですから結果は当たり前ですが、日本人は納得しません。
GMSのイズミの大型店も実態赤字に近いでしょう。柳井店の2階に客はいません。
イオンGのGMSもほぼ赤字に近いですが、小売本来の「何でもそろう店」の看板を下げす地域住民も便宜を
計っています。若い幹部は7&Iを見習ってGMSを潰せとします。名誉会長岡田卓也は戦後何もない時に生活
必需品を供給(販売)して市民の共感を得たことから、「儲かる部門ばかりをはやしてはならない」とし
現在の息子の会長もイオン社是の「商業を通じて地域社会に奉仕する」を踏襲します。
現在の社長はサラリーマン社長ですがとても頑張り企業価値を日に日に高めています。
赤字部門を切ることなく再生に努力しています。閉店は簡単ですが、その店に頼っていたお客様には死活
問題となります。周防大島町小松の丸久や久賀のスーパーが閉店したら周防大島住民の多くは生きていけなく
なります。死活問題のライフラインです。
あくまでお客様あっての産業ですので「儲からないからお客様が少ないから必需品を売らない」ことの
ないようにとの教えでした。イトウヨーカ堂も途中までは同じでした。広島のイズミも潜水艦隊員が
郷里広島に帰郷した時、原爆投下後の広島市内は飢えていました。彼は可哀そうと思い、田舎の柿を
取ってきて市内で販売したら飛ぶように売れましたので、旧軍人は小売業に転身しました。
話がそれました。
7&Iは今回の件で企業価値がどんどん落ちるでしょう。
そもそも、日本の企業なので「売らないよ」とすれば良いところ、「評価が低い」と条件闘争に巻き込まれました。
国際企業だからと格好をつけて、外国籍役員等を増やした結果が今回の流れとなっています。
米国常識と日本常識の間に揺れ動く法律論になってしまいました。現在に日本役員は法律には疎いです。
今回、買収されたら米国のコンビニの市場占有率が高いから米国政府は「独占禁止法」に抵触し問題がある
としました。ただアメリカの法律は二重基準(W スタンダード)ですので日本人の単純解釈は通用しません。
例として、現在、新日本製鉄が米国のUSスティールをUSスティールの役員会の了承の上買収を進めて
いますが組合の反対で頓挫しています。本来なんの関係もないバイデン政権と次期政権を目指すトランプは
票欲しさに買収反対を表明しています。これが米国資本が外国の資本買収ならもろ手を挙げて支持します。
アメリカに都合の良いことは「OK」逆なら「No!」とても分かり易い「自己中心的」な運用です。
これを世界は米国の「ダブル スタンダード」と非難しますが、世界最大軍事力と世界第一位の経済力は
まだゆるいでいません。中華人民共和国が脅かしていますが、まだまだです。日本は間でウロウロです。
とりとめのない話をしましたが、今回の7&Iの買収提案とそれを取り巻く環境が大きく変化していますので
買いてみました。
私は小者ですので単純に、小松の丸久が無くなったら困る(´;ω;`)
周防大島の人達は同じ思いでしょうね、久賀の同系列のスーパーが無くなったら困ります。
安下庄(旧橘町)島末(旧東和町)の人達はもっとしんどいですね。
7&Iの買収劇は日本の小売りの地殻変動を起こすかも?