念願だった江之浦測候所へ。
この季節は夕刻の観覧時間は設定されてないので朝10時からの時間に訪問した。
杉本博司の「時」という概念を詰め込んだ施設はどれも素晴らしかった。
そして何と言ってもこの施設の大きなテーマでもある冬至や夏至、春分秋分の日の出の光遥拝を実現するための光軸という設計意図は壮大で魅力的だ。
そして何と言ってもこの施設の大きなテーマでもある冬至や夏至、春分秋分の日の出の光遥拝を実現するための光軸という設計意図は壮大で魅力的だ。
『夏至光遥拝100メートルギャラリー』
大谷石の自然剥離肌をギャラリー壁面に使う。反対側が支えなしの100メートル硝子窓。空間自体も作品。
『光学硝子舞台』
舞台を支える清水寺と同様の懸造りも美しい。相模湾と空の青も眩しい。
この硝子小口から光が差し込む時間帯が羨ましい。
『冬至光遥拝隧道』
冬至の軸線に合わせた鉄の隧道。
錆は美しい。色もテクスチャーも。
止め石が何かを語っているかのよう。
止め石が何かを語っているかのよう。
その見学ツアーの問い合わせは多いみたいだけど実現はまだ先のようだ。
『茶室「雨聴天」と石造鳥居』
茶室のトタン屋根はかつてこの地に存在したミカン小屋のもの。
『明月門』
木賊張りの塀も財団の紋が染め上げられた門幕もセンスが光る。
写真好きは勿論、歴史や建築好きは是非とも足を運んでほしい。
また、混雑のない予約・定員制のシステムはつくづく快適だとも感じた。
また、混雑のない予約・定員制のシステムはつくづく快適だとも感じた。
次は違った季節、時間帯に訪問しようと思う。
「測候所」とあったので観測施設かと思いましたが、ウェブサイトを見るとアート作品なんですね。
背景と建物が画面の中で見事な調和を奏でている、魅力的な様子がこちらにも伝わってきます。