梅木よしてる徒然日記

人生60歳代からが黄金の時代だとか、我が家は黄金の人生??悪戦苦闘の人生ですが、黄金の人生を目指しています。

体の管理(Ⅶ)

2011-03-29 17:08:13 | Weblog

長寿国世界一の日本では、とても不思議な現象が起きています。

毎年1兆円も国民医療費が増え続けています。
医者の増加数に比例して患者数が増え続けています。

何故、医学が進歩しても患者数は増え続けていくのでしょうか?

新潟大学教授で医学博士の安保徹先生は、次のように述べています。

「病気を治すのは、第一に生き方を変えること。次に食生活を改善すること」

私のお薦め本『人が病気になるたった2つの原因』(安保徹著/講談社)
を是非お読みください。以下のような内容がわかります。

人間は、「解糖系エネルギー」と「ミトコンドリア系エネルギー」といった
2種類のエネルギーを使って生きています。

解糖系エネルギーは、瞬発力と分裂の時に必要なエネルギーで、
体が冷えて酸素不足の時に活性化します。

短距離走は、酸素を必要としない「無酸素運動」の代表的なものです。
その時に使われるエネルギーが「解糖系エネルギー」です。

ミトコンドリア系エネルギーは、持続力に必要なエネルギーで、
体の温かさと酸素で活性化します。

マラソンは、酸素を必要とする「有酸素運動」の代表的なものです。
その時に使われるエネルギーが「ミトコンドリア系エネルギー」です。

つまり、ゆっくりとした運動では「ミトコンドリア系エネルギー」が使われ、
激しい運動では「解糖系エネルギー」が使われています。

この「解糖系エネルギー」を使い過ぎると、体が低体温、低酸素の状態に
なり、病気になりやすくなるのです。

私たちの体は、働き過ぎ・睡眠不足・心の悩み等によってストレスを抱えると、
低体温、低酸素の状態になりやすくなります。

つまり、簡単に説明しますと、健康のためには「深い呼吸」と「体の温かさ」
が必要であり、それが長寿になるための秘訣です。

あくまでも、食生活の乱れやタバコ等は、トリガー(引き金・きっかけ)の
一つに過ぎません。病気の第一原因ではないのです。

もう少しわかりやすく説明します。
ある日、ガス漏れによって「ガスが充満した部屋」に入ったあなたが、
「タバコに火を点けた」瞬間に「爆発」が起こります。

爆発の第一原因は、ガス漏れによって部屋にガスが充満したことであり、
タバコに火を点けたことは爆発のトリガーになったわけです。

私たちの体は、ストレスの多い生き方によって「低体温、低酸素」の
状態になっていきます。これが病気の第一原因なのです。

そして、食生活の乱れやタバコ等のトリガーによって病気になります。

極論すると、ストレスの少ない生き方をされている方は、タバコを吸っても
健康で長生きすることになります。

安保徹先生の言葉を繰り返しますと、
病気を治すのは、第一に「生き方」を変えること。
次に「食生活」を改善すること。

皆様も「心」を緩めて「体」を温めて、ゆったり人生でいきましょう。