啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「竹細工」

2014-12-25 19:18:48 | その他
 竹で遊びませんか? 是非お出かけください とのお誘いを受け、Uさんと共に邑楽郡のYさん宅へ訪問。Yさんは夫の友人であり、竹細工の指導者でもある。ご自宅には、孟宗竹、真竹があり、その違いは節。節一本が孟宗竹、二本が真竹。また、竹のどの部分を切っても、この節をみれば、素人の私でさえ、上下は容易に判断できる。そして、この節こそが、風にも強く、折れない弾力的な竹をつくる所以なのでしょう。
 ところで、遊びの対象は、花入れと茶杓の製作。まずは、花入れ。切り出した孟宗竹は、水分をたっぷり含んで重く、切り口から水が滴り落ちるようだった。高さ(一重切り)を定め、のこぎりでカット。次は、竹についている臘を落とす。さらに、窓の部分を定め上下のこぎりを入れる。切った部分にノミを入れ木槌でたたくと、竹が一直線にスパッと気持ちよく割れる。竹を割ったような性格というのはここからきているのかな?最後は、上の節を抜けば完成。
 茶杓は難しい。特に櫂先の部分に熱を加え曲げるのだが、熱が強すぎて焦がしてしまったり、ヒビが入ってしまったり・・・とうとう未完成。次回、再度挑戦することにした。
 花入れは、高さ30cm、径10cm、やや楕円形でお気に入りの一品。ワビスケを生けようか、ロウバイにしようか?何をさしても似合いそうな花入れだ。今は、切ったばかりでみずみずしい青竹も、日が経つにつれ、色合いも変化してくる。それも楽しみの一つだ。
 一日楽しい至福の時間。奥様がご馳走してくださった甘酒は格別なおいしさ。心まで暖かくなった。
コメント (2)
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