啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「シュウメイギク」

2015-10-15 17:36:12 | 庭の花木
「シュウメイギク」 キンポウゲ科
 富士山では初冠雪、北海道からも、雪の便りが届くようになった。季節は、着実に前へ進んでいる。当地でも、朝晩はだいぶ冷え込むが、それでも日中は、たっぷりの日差しで気持ちが良い。遊びに来たスズメたちも、庭先の、木の枝から枝へと飛んだり跳ねたり、ご機嫌な様子。と、急にバサッ、バサッと飛び立つ音。何事か、と目を向ければ、何と、モズが枝に飛び降りた。頭が大きく、タカのようにカギ状に曲がった鋭いくちばし。秋には、単独でテリトリーをつくるというから、小さなスズメは、さぞ驚いたに違いない。
 シュウメイギクは、漢字で、秋明菊と記すので、キクの仲間、という感覚があるのだが、実はアネモネの仲間。別名、貴船菊。京都の貴船で、多くみられたことに由来するという。ピンクの他に白色、それに八重のシュウメイギクもある。どことなく、ふっくらして可愛らしい花。茶花に重宝するが、水揚げがあまりよろしくないのが難点。スラッとして姿が良い。
コメント (3)
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