「シモバシラ」 シソ科
学校へ通う道、通称、学校道と言われる道は、昔、舗装されていなかったので、所どころに水溜りができる。冬の寒い日は、そこに薄氷が張る。ランドセルを背負い、靴が濡れようがどうしようが、そんなことはお構いなしに、わざと、その薄氷を踏み、パリンッ! パリンッという軽やかな音に、何とも言えない楽しさを味わったものだ。ところが、誰かに先を越され、すでに、割られたあとの薄氷をみるとガッカリし、“明日はもう少し早く学校に行こう”などと思ったものだ。そんなたわいもない遊びを、今の子供たちはしているのだろうか。おりしも、今日は、寒気が関東を覆い、今シーズン最も低い気温という。薄日はさしているが、朝から雲が広がり、気分が重い。
2~3日前、冷え込んだ朝のこと、あたり一面霜が降り、庭のシモバシラの茎のもとに、たくさんの氷の花を発見。カメラ片手に庭に出ると、ヒヤーッと冷気が身体をおそう。
シモバシラはシソ科の多年草。9月頃に白い花を咲かせる。草丈、50cm位。花が終わると、根元から20cm位残して切る。もちろん、茎は冬には枯れてしまうが、枯れた茎に水が吸い上げられ、外の気温が氷点下になると、茎に入った水が凍って、そこに霜柱ができる。秋の花も楽しめるのだが、むしろ、冬のシモバシラこそ面白さと言おうか、自然現象の不思議とその美しさを味わえる。
学校へ通う道、通称、学校道と言われる道は、昔、舗装されていなかったので、所どころに水溜りができる。冬の寒い日は、そこに薄氷が張る。ランドセルを背負い、靴が濡れようがどうしようが、そんなことはお構いなしに、わざと、その薄氷を踏み、パリンッ! パリンッという軽やかな音に、何とも言えない楽しさを味わったものだ。ところが、誰かに先を越され、すでに、割られたあとの薄氷をみるとガッカリし、“明日はもう少し早く学校に行こう”などと思ったものだ。そんなたわいもない遊びを、今の子供たちはしているのだろうか。おりしも、今日は、寒気が関東を覆い、今シーズン最も低い気温という。薄日はさしているが、朝から雲が広がり、気分が重い。
2~3日前、冷え込んだ朝のこと、あたり一面霜が降り、庭のシモバシラの茎のもとに、たくさんの氷の花を発見。カメラ片手に庭に出ると、ヒヤーッと冷気が身体をおそう。
シモバシラはシソ科の多年草。9月頃に白い花を咲かせる。草丈、50cm位。花が終わると、根元から20cm位残して切る。もちろん、茎は冬には枯れてしまうが、枯れた茎に水が吸い上げられ、外の気温が氷点下になると、茎に入った水が凍って、そこに霜柱ができる。秋の花も楽しめるのだが、むしろ、冬のシモバシラこそ面白さと言おうか、自然現象の不思議とその美しさを味わえる。