啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「小さな春」

2018-02-11 15:29:04 | その他
 「ウメ」  バラ科
 やばみ、じわる、おけまる・・・久方ぶりに、高校生と話をした。何の意味か、さっぱりわからない。勿論、目上の人との会話ではなく、友人同士の話の単語。つい先日の話題ではあるが、広辞苑が10年ぶりに改訂され、新しく1万項目が追加された。その時、こんな語が広辞苑に載るのか、と少し驚いたが、それも市民権をしっかり得て、定着したのだろうと考え、自分の感覚とはちょっと違うと、違和感を覚えたものだ。自宅の広辞苑は、昭和54年発行版で、だいぶ古いけれど、現在の生活環境ではほとんど不自由しない。リビングの片隅で鎮座し、それなりに重宝している。今の時代、分からないことはネットを開けば、すぐに教えてくれる。分厚く、重たい辞書をひかずとも、調べ物ができ、非常に便利な世の中になったと、つくづく思うのだが、アナログ人間としては、ページをめくる楽しさもあったりする。
 葉っぱのないさびしい枝に、梅の花がほころんでいた。たくさん咲いていても、華やかさというよりは、控えめな清楚な花姿からは、ほんのり甘~く、かぐわしい香り。小さいけれど、生き生きとした蕾は、生命力に満ちている。上品な佇まいに春の気配。
コメント (2)
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